第三十三話 葛飾のアイスクリームその十一
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「定期があればね」
「色々な場所に安くかただで行けるのね」
「そうよ、しかし地下鉄はね」
「ああ、慣れないとね」
「地方とか海外の人には迷路って言われるのよね」
「それね」
咲もその通りと答えた。
「複雑過ぎるって」
「そうよね」
「ずっと住んでるとね」
「慣れてね」
「自然に頭に入ってるけれど」
「そうじゃないとね」
地方や他国から来た者はというのだ。
「本当にね」
「迷路って言うわね」
「けれど有効的に使えば」
それでというのだ。
「安くね」
「移動出来るわね」
「ええ、兎に角東京は世界一の鉄道網だから」
「定期があったら」
「かなり色々な場所に行けるのよ」
「それはいいことね」
「この鉄道網をね」
世界一というそれをというのだ。
「思う存分使うことよ」
「そうしていくことね」
「鉄道はイギリス発祥だけれど」
それでもというのだ。
「日本はイギリス以上によ」
「凄い国になったのね」
「鉄道大国になったのよ」
「それでなのね」
「それを使うといいのよ」
鉄道をというのだ。
「いいわね」
「そうするわね、そこまで言うなら」
「このこと知ってた?」
愛は蜂蜜をたっぷりとかけたそのアイスを食べつつ咲に話した、そうしてそのうえで一緒に歩きながら食べている咲にこうも言った。
「日本が世界の鉄道大国でね」
「東京の鉄道網は世界一」
「そのことをね」
「知らなかったわ」
「そうなのよ、日本はね」
愛はあらためて話した。
「新幹線もあるしね」
「新幹線ね」
「あれも凄いでしょ」
「物凄い速さで進むし」
「安全だしね」
「あれも凄いのね」
「そうよ、私はまだあまり知らないけれど」
鉄道のことはというのだ。
「日本はざっと調べるとね」
「鉄道大国だったの」
「それで東京はね」
「世界一の鉄道網を持ってるの」
「道路は狭いっていうけれど」
ただし明治の頃はかなりの広さであった、車が予想外に日本はそちらでも発展したので車が多くなり狭くなったのだ。
「鉄道があるなら」
「それならなのね」
「鉄道を使ってね」
そうしてというのだ。
「あちこち移動すればいいのよ」
「列車の数も多いしね」
「地下鉄も山手線も分単位で来るでしょ」
電車がというのだ。
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