暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百八十二話 スサノオの思惑その十六

[8]前話 [2]次話
「いや、付き合うとなるとね」
「大変だな」
「弟の僕もそう思うよ」
「振り回されるな」
「いつもそうだしね、ただ猿君なら」 
 義晴を見て言った。
「きっとね」
「俺ならかよ」
「大丈夫だよ」
 こう言うのだった。
「全くね」
「そうだな、相良義晴ならだ」
 義景もその通りだと頷いた。
「織田信奈でもだ」
「何とかなるね」
「そう思う」
「ちょっと、聞こえてるからよ」
 隣の女湯から信奈の声がしてきた。
「信行わかってるわね」
「姉上聞こえてました?」
「最初からね」
「じゃあこのお話はこれで」
「全く、私はそんなにっていうのね」
「ですからお顔はいいんですよ」
 それはというのだ。
「ですが何かと」
「やれやれね」
「まあそれが姉上なんですけれどね」
「私だっていうの」
「はい」
 女湯の信奈に話した。
「型破りなところがです」
「いいのね」
「振り回されもしますけれど」
「それでも普通に付き合ってるよな」
「弟だからね」
 義晴にも答えた。
「だからね」
「大丈夫か」
「うん、ただその弟の僕からも言うけれどね」
 信行は明るい顔で話した。
「姉上のお風呂は覗かない方がいいよ」
「それはか」
「僕はしたことがないけれどね」
「信奈にそんなことしたらな」
「命が幾つあっても足りないよ」
「やっぱりそうだよな」
「うん、姉上もそうだけれど」
「勝家や長秀さんも怖いしな」
 義晴は彼女達の名前も出した。
「信奈の周りの面々もな」
「一益ちゃんや利家もね」
「だからだよな」
「そんなことしない方が長生き出来るよ」
「信玄や謙信もいるしな」
「今は尚更だね」
「あたしか?覗いてもいいけれどな」
 今度は信玄の声が来た。
「けれどその時は責任取れよ」
「そうなるよな」
「ははは、それでいいなら覗けよ」
「私もよ」
 謙信も言ってきた。
「その時は覚悟することね」
「わ、私はそんなことは言わないが」
 隆景が続いた。
「だが心の準備をしてから頼む」
「だから覗かないからな」
 義晴はそもそもと断った。
「最初からな」
「それがいいです」
 内海も言ってきた。
「人の道に反しますので」
「覗き自体そうですよね」
「それに私の知る限り覗きをしていい結果になった人はいません」
「絶対に見付かりますね」
「そして報いを受けます」
 そうなるというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ