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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百八十二話 スサノオの思惑その十五

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「皆成長が早い、この調子でいけば怪人達共互角に戦える様になる日も近い」
「そうだま、しかしな」
「しかし。どうした」
「あんた誰だ」
 万丈はその彼に真顔で問うた。
「見たことないけれどな」
「誰って近衛先生ですよ」
 義晴が言ってきた。
「この人が」
「おい、顔が全く違うぞ」
「あれは化粧でして」 
 白塗りで丸い眉のそれはというのだ。
「素顔はです」
「こうなのかよ」
「はい、そうなんです」
「こんなにいけてる顔だったんだな」
「ちなみに本気になるといつもこうなんです」
「化粧落としてか」
「強いんですよ」
 ただ端整なだけでなくというのだ。
「それもかなり」
「これは生徒達の戦だから私は手出ししていないが」
 しかしとだ、近衛は語った。
「いざとなれば私もな」
「戦うんだな」
「そのつもりだ」
 こう万丈に話した。
「その心構えは出来ている」
「まあそんな時が来なかったらいいな」 
 直家も言ってきた。
「その時は相良達が相当やばい時だしな」
「左様、その様な時が来ないことを願っている」
「是非な、あと隣は女湯だからな」
 直家はこうも言った。
「覗くなよ」
「そんなことするか」
 万丈は即座に答えた。
「考えたこともないからな」
「あんたはそうか」
「ああ、全くな」
「俺達も別にな」
「どうでもいいよな」
「そうだよな」
 三羽もだった。
「ふーーーん、だよな」
「隣が女湯でも」
「それで終わりだな」
「そんな品のないことするか」
 猿渡も言うことだった。
「人の裸覗く趣味はないんだよ」
「それはいいことだな、俺は言われるからな」 
 直家は笑って話した。
「そうしたこそしそうだってな」
「俺もなんですよね」
 義晴も言ってきた。
「どうも」
「お前はまた何かと女難だからな」
「だからですか」
「そう言われるんだよ」 
 女湯を覗くと、というのだ。
「これが」
「そんなことしないのに」
「しなくてもお前はな」
「女難ですか」
「その気が強いからな」
 それ故にというのだ。
「そうも言われるんだ」
「だから気をつけろですね」
「ああ、お前は特にね」
「三次元の女の何処がいい」
 義景は真顔で述べた。
「やはり真の美はだ」
「二次元だっていうんだな」
「そこにこそある」
「違うね、やっぱり三次元が一番だよ」 
 信行は笑って話した。
「義景君はそこがわかっていないかな」
「では貴殿の姉はどうだ」
「姉上は顔はいいんだけれどね」 
 義景に言われて信奈の話もした。
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