第四百八十二話 スサノオの思惑その十三
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「ライダーの皆さんのすべきことなので」
「だからそれぞれのライダーの戦いの為になのよ」
「政府も予算を出していますか」
「そうしてるの、まあ政府以外の組織もあった」
「ライダーの皆さんが所属されている」
「そのうえで戦っている人達もいるけれど」
「俺達は政府がだ」
ローグがまた言ってきた。
「予算を出している」
「そして戦っていますか」
「そうしている、機密予算でな」
「あくまで極秘ですね」
「ライダーの存在についてもな」
「その辺りの舞台裏は複雑か」
家久はここまで聞いてこう述べた。
「人知れず戦わなくてはいけない」
「今の俺達の敵は堂々と名乗り出たがな」
「今のか」
「マスターロゴスはな、だが俺達はそれでもだ」
仮面ライダー達はというのだ。
「存在を表に出来ない」
「あくまでそうした存在か」
「そういうことだ」
「お金のことも大変ですが」
義久はここまで聞いてこう述べた。
「人に言えない戦いを続けておられることも」
「そうした戦いもあるということだ」
「そうですか」
「だから君達が思うことはない」
こう義久に返した。
「俺達だけのことだからな」
「ライダーの皆さんが納得していれば」
「それでいいことだからな」
「そうなのですね」
「そうだ、あと話は変わるが訓練が終わるとだ」
ローグはそちらの話もした。
「よく休んでくれ」
「身体を労われということですね」
久秀がその言葉の意味を述べた。
「癒して」
「寝るだけでなくな」
「入浴やマッサージで、ですね」
「身体を癒すことだ」
「そうしたことも大事ですね」
「よく食ってな」
こちらも忘れるなというのだ。
「そしてだ」
「さもないとですね」
「身体を痛めたり体力を失ってだ」
「以後満足に訓練が出来ませんね」
「戦闘になってもな」
その時もというのだ。
「充分に戦えないからな」
「身体を癒すこともまた」
「大事だ」
そうだというのだ。
「だからだ、そちらも忘れないでくれ」
「それでは」
「皆訓練の後は身体を労わりだ」
道三も言ってきた。
「よく食うことだ」
「飯のことは心配するな」
直家は道三に続いた。
「山みたいに用意してあるからな」
「それでメニューは何なの?」
美空は直家に尋ねた。
「今夜は」
「今夜は魚だ」
「そっちのお料理なの」
「鯖素麺だ」
これだというのだ。
「あと野菜のサラダだ」
「その組み合わせなのね」
「それと俺の好物のカステラだ」
こちらもあるというのだ。
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