大阪ギャルズCCC
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やり
女の子が乱入する。
「何するんだ!?」
風丸くんが円堂くんを支える。
「何するんだってリカに呼びに来たに決まってるやん」
振り返ると大勢のサッカーのユニフォームを来た女の子たち。
「キュート?」
「シック!」
「クール!」
「うちらなにわのサッカー娘!」
私達はいきなりのペースについて行けない。
「キュートでシックでクールな大阪ギャルズCCC!!」
ガラガラガラ……!!
「何やってんねんリカ!練習時間とっくに過ぎてんで!?…は?」
そこには一之瀬くんに抱きついているリカちゃん。
「り、リカ…」
「か、香津世…」
そして向けられた視線を確認する。
そこには食べ終わったハートのお皿。
「あっ!!え、嘘ぉ…。みんなリカが結婚相手見つけたで!!」
「「「結婚相手!!??」」」
雪崩のように入っていく女の子たち。
「なんか大変なことになってるでやんす…」
「やっぱり一之瀬先輩ここに残っちゃうんスかねぇ…」
「どうするんだよ円堂?」
「どうするって言われてもなぁ…」
悩んでいる円堂くんに目金くんが話しかける。
「ではこうしたらどうでしょう」
「「「サッカーで決める!?」」」
「サッカーで勝ったチームがぁ!一之瀬くんを連れて行けるんです!!」
「目金くん!?」
私もつい口を挟んでしまう。
「心配いりませんよ、相手は女子チーム。僕たちが負けるはずないじゃないですかぁ…」
「だからそう言う問題じゃ無いんだけどなぁ…」
目金くんの提案に女子チームのリカちゃんが答えた。
「それおもろいなぁ!」
「「「えっ?」」」
私達は口を揃えてそんな情けなく口を開ける。
「それで決まりや、ほな早速始めよか。行こダーリン?」
「ちょっとー!?」
そのまま横の一之瀬くんの首に手を回して連れて行く。
「やるしか無さそうだね円堂くん…」
「あ、ああ…」
私の言葉に苦笑いで答える円堂くん。
流石の円堂くんも予想外の展開みたいだ。
「なんやて?大阪ギャルズがサッカーの試合!?こうしちゃ居られんで!!」
「お、おばちゃんお釣りお釣りー!!」
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