大阪ギャルズCCC
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ゃ美味しいお好み焼き作ったるから!」
「いや、でもお腹空いてないし…」
一之瀬はそう言いこの場を去ろうとする。
「そんな遠慮せんでもええやん〜」
「遠慮してるわけじゃない…」
そんな一之瀬を見たリカの目はどんどん怖くなる。
「作ったる言うてんねんから、食ってったらええやろ?」
どこから出しているんだと言うほどの凄みのある声に一之瀬は頷くしかなかった。
「そっちもなかったか」
円堂くんの言葉に頷く。
私達は一通り探し、全員集合していた。
「あれ一之瀬くんは?」
秋ちゃんがそう言いながら辺りを見渡す。
確かに一之瀬くんの姿が見当たらない。
「ああ、一之瀬なら外みたいだぜ」
振り返るとそこにはアツヤくんと吹雪くん。
「この子達が出ていくのを見たんだって」
「「こんにちは〜」」
相変わらず女の子に囲まれてる…。
その後、女の子達の証言を元に私達はとあるお好み焼き屋に辿り着いた。
「ここだな」
円堂くんがドアを開ける。
ガラガラガラ……
「いらっしゃい〜」
「あ、円堂!?」
「何やってるんだこんなところで」
そんな私達を見た少女が一之瀬くんに話す。
「こいつらかさっき言うてた仲間っちゅうやつは?」
円堂くんを見て立ち上がる一之瀬くん。
「ありがとう、本当に凄く美味しかったよ」
通り過ぎようとする一之瀬くんを少女は止める。
「そうは行かへんで。あんたうちの特製ラブラブ焼き食うたやろ?アレ食べたら結婚せなあかん決まりやねんで」
「「「け、結婚!?」」」
私達はみんなして驚く。
「でも、そんな話一度も!?」
「当たり前やろ、そんなん言うたら絶対食べへんやんか。…まあそう言うことやからエイリア学園かなんか知らんけど、そいつらはあんたらだけで倒してなぁ〜。ダーリンはうちとここで幸せな家庭を築くよってなぁ〜?」
「だ、ダーリン!?」
秋ちゃんの反応が一際響く。
私もお兄ちゃんが他の女にダーリン呼びされてたら…。
「お、おいなんか天空橋の顔怖くないか…?」
「あはは…」
そんな声も周りから聞こえたような聞こえないような。
「はーい、お好み焼き食わんのやったら出て行ってや〜、商売の邪魔やから〜」
「ちょ、ちょっと待てよ!?」
バァン!!
そのまま扉は閉められて閉店の文字に変わる。
「ダーリンそんなに照れんでもええやーん?」
「だからダーリンじゃないって!!うわ、円堂〜!!」
そんな声が店から響く。
「一之瀬!」
「ちょおどいてんかぁ」
もう一度ドアに手を伸ばした円堂くんを押し
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ