184 護符を奪いに来た王妃
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
護符の所有者が赤軍及び強敵と交戦中!空間移動を施す為、可能な者援軍求む!」
イマヌエルは動員を求めるのだった。
「イマヌエル、私も参りましょう」
「フローレンス、君が動いて大丈夫なのか?」
「はい、それほどの強敵ならば護符の所有者もただではすみませんはずです」
フローレンスが外へ出た。
「ところでイマヌエル。その赤軍は長山君を利用しようとした事があるみたいだったけど、どうして長山君が必要なの?」
まき子は赤軍の人間がなぜ長山が必要になったか気になっていた。
「それは長山治君は秀才な少年だ。非の打ち所がない。赤軍はそれゆえに彼の才能を利用して計画を完成させたがっているんだ。それにもう一つ、彼を藤木茂君の知り合いでありながら藤木茂救出班ではなく本部守備班に配属させた理由は・・・」
「それは?」
「長山治君には数少ない威圧の能力を持つ者ではあるが、三河口健などの他の持ち主とは異なり敵の世界の創り主にとっては彼の能力を利用すればこの世界を上手く乗っ取りやすいのだよ。彼を他の班に配属させたら赤軍や敵勢力の人間にとって敵地に出向いている山田かよ子君、安藤りえ君と共に襲撃する対象になってしまうんだ。前にも清水で彼が襲われた事があったと聞くからね、護符と共に本部守備班全員で守って貰いたいんだ」
イマヌエルは願った。全員で護符と共に長山治を保護しぬく事を。
アンヌ王妃と丸岡は勝ち誇った。
「終わったか・・・」
光が消える。全員死によって消滅すると全員予想していた。しかし、さり達は倒れてはいたものの、死んではいなかった。
「な、これは・・・!?」
「どういう事!?私の力は誰にも妨げられないはず!」
一人の女性が倒れることなく立っていた。剣をかざしながら。
「この宝剣でラファエルとアズライールの能力を使わせてもらいましたわ」
その女性はテレーズだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ