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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百六十九話
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が何かしらの怪異である事は初めて会ったときからわかってましたので。
あらかじめ手を打たせていただきました」
腕と脚を組み、顎を上げて問いかける。
「何か文句でも?」
その答えは指令だ。
式神への、攻撃命令。
「余接」
「アンリミテッド「ニブルヘイム」
この間一秒。
例外の方が多い規則を発動しようとしたコタンジェントの首から下を絶対零度で凍らせ、物理的に封印する。
「まぁまぁ、話し合おうじゃありませんか」
指をつきだす寸前の構えで凍りついたコタンジェントに目を向ける。
コタンジェントが無表情な顔で、それでいて不満そうな顔でこっちを見ている。
肺まで凍りついてるから一言も喋れないが、目は口ほどに物を言うとはこの事か。
「そんなに怒るなよコタンジェント」
イデアへ接続。
対象のコアエイドスデータを20秒遡及。
あ、クソ寒い。
修復地点を固定。
コアエイドスデータ・オーバーラップ。
再生ー開始ー終了。
「ほら、治してやっただろ?」
「凍らせたのもお前だけどな」
影縫さんに視線を戻す。
顎を引き、組んでいた足と手をとく。
「私には敵対の意思はない。それだけは行っておきましょう。だが貴女が敵対すると言うなら応じよう。
加えて旧デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスターは私の管理下にあり私の制御下にある。
貴方の愛しの暦さんにも敵対の意思はない。
私なりの善意で動いているつもりだ」
「善意やと?巫山戯るのも大概にせぇよ」
見せつけるような指を鳴らすパフォーマンス。
どうやら誤魔化しだと思われているようだ。
「ふざけてなどいない。私は私の良識と善意に基づいている。
それが気に入らないなら、いいだろう。喧嘩でも戦争でもやろうじゃないか」
指パッチンで手の中に量子展開したオプション無しのキャリコM1000のエアソフトガンを向ける。
「お前鳥頭かよ。さっきのセリフはどうした。喧嘩腰じゃねぇか」
「いいツッコミだコタンジェント。プレゼントはこの銃だ」
左手で銃の先端を持ち、差し出す。
「いらねぇよ。おもちゃじゃねぇか」
「あ、そ。せっかく今ならサイコEカーボンのBB弾つきだったのに」
量子格納庫に銃を戻す。
「私は暦さんとは10年来の付き合いだ。そこに悪意などない。
あるのは純然たる善意と好意だ。
まぁ、かれならば地獄の道は云々と言うだろうがね」
「その言葉に偽りはないな?」
その鋭い眼光が真っ直ぐに俺を射抜く。
「一応吸血鬼も悪魔と呼ばれる事もあるからね。嘘はつかないよう気にかけているよ」
「そうか。ならええわ」
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