暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
竹輪で呑もう!・1
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くれるウォースパイト。いつもの澄ました顔もいいがこういう子供っぽい顔も良いもんだ。

「提督ぅ、ツマミ足んないよツマミ!」

「お〜かっわりっ♪お〜かっわりっ♪」

 全く、この欠食児童共め。

「わかったわかった、今作るから大人しく待ってろ。ったく……」

 まったく、会話を楽しむ暇もありゃしねぇ。

《タレが決め手のチーちく焼き》※分量2人前

・ちくわ:4本

・プロセスチーズ:2個

・サラダ油:小さじ1

・白いりごま:適量

(タレ)
・にんにく(すりおろし):小さじ1/2

・オイスターソース:小さじ1

・コチュジャン:小さじ1

・酒:大さじ1

・みりん:大さじ1

・ケチャップ:大さじ1



 またチーズとちくわの組み合わせだが、今度はちくわの穴に詰めてチーちくにするぞ。プロセスチーズは4等分にして、半分に切ったちくわの穴に詰めたらちくわを更に半分に切る。タレの材料は予め混ぜ合わせておく。

 フライパンにサラダ油を引いて熱し、温まった所でちくわを焼いていく。この時、チーズを詰めた断面がフライパンに直接触れない様に注意な。いくら加熱処理が施されたプロセスチーズでも、熱々のフライパンに触れたら熔けるから。ちくわに焦げ目が付いたら、混ぜておいたタレを絡ませて軽く煮詰める。仕上げにいりごまをまぶしたら完成。

「今度もチーズとちくわの組み合わせだが、焼き物だ。たっぷりとタレを絡めて召し上がれ」

 我先にと皿にフォークと箸が伸びる。甘辛でスパイシーなタレが、食欲を増進させる。ほんのりと利いたコチュジャンの辛味が酒を喉に呼び込んでいく。

「あ〜、辛い物ってやっぱり酒の親友だよね!」

「わかる〜。お酒進むもんねぇ」

「いや、お前らは何でもツマミに出来るだろう?腹ペコ二航戦コンビ」

「そうかなぁ?」

「流石に限度があるよ」

 とか言いつつ、食べる手と口は止まってねぇんだよなぁ……。

「だってお前らこないだツマミがなくて塩舐めてビール飲んでたじゃん」

「だってぇ」

「あれは酔っててお店まで来るのが面倒くさかったんだもん……」

「そもそも、鎮守府の敷地内とはいえ足取りが怪しくなるまで飲むんじゃねぇよ」

 それも屋外で。陽射しが気持ちいいからと、木陰でビールとツマミを拡げて飲んでたんだが、自分等の食欲を甘く見てツマミが足らなくなって最終的に塩で酒を飲んでたらしい。

「「気を付けま〜す」」

 こりゃまたやらかすな、絶対。

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