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八条学園騒動記
第六百四十二話 修羅道その十四

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「容赦なくて」
「捕まえるべきか」
「その時はな」
 絶対にというのだ。
「容赦は無用だ」
「逮捕してか」
「裁判にかけてだ」
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「刑務所送りか」
「凶悪犯ならだ」
 それならというのだ。
「もうそれこそな」
「死刑か強制労働か」
「そうしたことをしてな」
 そしてというのだ。
「そのうえでな」
「潰すべきか」
「犯罪を犯したらな、そしてな」
「そして?」
「ああした連中はよく犯罪を犯す」
 カルト教団はというのだ。
「自分達だけでだ」
「自分達以外は認めないからか」
「そうだ、だからな」
「犯罪もよく犯すか」
「そもそも詐欺であることも多い」
「宗教団体の名を騙ってか」
「悪質な霊感商法等を行う」
 そうだというのだ。
「他にも色々な」
「詐欺を行うか」
「そうした連中だからな」
「犯罪を犯すことも多いか」
「それで捕まることもだ」
 こうしたこともあるというのだ、カルト教団の詐欺行為の話は人類の歴史では常にあることであろうか。
「多い」
「そうか」
「だからだ」 
 それでというのだ。
「そうした連中は自滅することも多い」
「犯罪をやらかしてか」
「それがばれてな」
「それでか」
「警察に捕まってだ」
 逮捕されてというのだ。
「そしてだ」
「そのうえでか」
「破滅することもな」
「多いか」
「だが尻尾を掴ませずな」
 その悪事をというのだ。
「そして大きくなっていく連中こそな」
「危ないか」
「こうした連中も歴史上存在していた」
「そうなのか」
「そして巨大な勢力となり」
 そうしてというのだ。
「国を脅かす様なこともな」
「あったか」
「往々にな、だから俺はだ」
「カルト教団はか」
「警戒している」
 こうフランツに話しながら飲んで食べていっていた、次第にキャンプファイアーの火は大きくなってきていた。


修羅道   完


                   2021・11・2
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