第六百四十二話 修羅道その九
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「どうもな、しかしな」
「それでもか」
「平和なのはいいと思う」
このことはというのだ。
「俺もな」
「それがどれだけ有り難いがだな」
「ああ、平和ならな」
それならというのだ。
「本当にな」
「それに越したことはないな」
「だから連合が好きだ、しかも安全だしな」
「星の中にいるとな」
「辺境は海賊がいたが」
宇宙海賊、彼等がだ。
「しかしな」
「それでもだな」
「安全でもあるな」
「海賊は変な市民団体やエウロパがつながっていたりした」
連合を脅かす彼等がだ。
「テロリストにしてもな」
「それで悪いことをしていたか」
「ああ、しかしな」
それでもというのだ。
「今はかなり減った」
「討伐されてな」
「そしてつながってる連中もな」
彼等もというのだ。
「取り締まられているからな」
「減ってきてか」
「安全な状況もな」
これもというのだ。
「確保されてきている」
「これまで以上に平和になったか」
「各国間の国境も海賊がいたりしたが」
「あれだったな、その国で犯罪を犯してな」
「その国の軍が来てもだ」
海賊達の征伐にだ。
「隣の国に逃げるとな」
「その国の軍隊は手出し出来ないな」
「各国軍はそれぞれの国の中でした行動出来ない」
「越境は違法行為でな」
「若し入るなら」
他国の領土にだ。
「その前に次善の手続きが必要だ」
「それが済まないと入られないな」
「他の国にな、だからな」
「海賊はその国の軍隊に終われても」
「他の国に逃げ込んでだ」
そうしてというのだ。
「逃げていた」
「それで各国間の国境の治安も悪かったな」
「昔のアメリカと同じだった」
二十世紀初頭のだ。
「今もアメリカは州ごとの権限が強いが」
「連合の各国と同じか」
「それで州ごとに警察も持っているが」
軍もである、この時代では警備隊となっているがアメリカのそれぞれの州で軍隊を持っていて州軍と呼ばれていた。
「それぞれの警察はその州を管轄していてだ」
「他の州にはだな」
「入られなかった」
「それでだったか」
「そうした連中はな」
「他の州に逃げていたか」
「俺達に明日はないだ」
タムタムはこの映画を話に出した。
「ギャングは犯罪を犯してだ」
「その州から他の州に逃げてか」
「やり過ごしていた、しかしな」
「それがか」
「アメリカはそれでFBIを創設した」
アメリカ全体を管轄とした警察をだ。
「その長官にフーバーを据えてな」
「そうだったか」
「フーバーも問題があったが」
盗聴を駆使して歴代大統領を含むアメリカの要人の情報を掴みそれをネタにして半世紀もの間FBIの長官でい続けたのである。
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