第二十二話 吹雪でもその七
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ですか」
「希望ってつまりは光だよね」
多くの災厄や絶望という闇を照らす。それだというのだ。
「そうだよね。だからね」
「僕が光・・・・・・」
「あの時。遠井君がいないと僕は完全に孤独で」
それでだというのだ。
「そのまま潰れていたから」
「完全にですか」
「そう。そうならなかったのは友井君がいてくれて」
「潰れなかったというんですね」
「あそこで潰れてたら千春ちゃんどころじゃなかったよ」
こう言ったのである。
「とてもね」
「そうだったんですか。僕は」
「うん、希望だよ」
言葉は過去形ではなかった。現在形だった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ