第七話 テストの結果はその二
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「やっぱりね」
「そうなのね」
「私達は今回はクリアーしたけれどね」
「それも全教科ね」
「よかったわね」
「いやあ、何かそれでほっとして」
一華はこう言った。
「もう気が抜けるわ」
「一華今凄い顔になってるわよ」
富美子はその一華に笑って話した。
「もう気が抜けてね」
「実際になの」
「温泉に入りたての時みたいな」
「もう身体中の力が抜けたみたいな」
「そんな顔になってるわ」
「そうなのね」
「ええ、凄いお顔よ」
実際にというのだ。
「本当に」
「そうなのね」
「だからね」
それでというのだ。
「ちょっとね」
「気を引き締めろっていうのね」
「確かにテストが終わって結果も悪くなくてね」
そうした状況でというのだ。
「ほっとするけれど」
「それでもなのね」
「気を抜き過ぎたら」
「色々危ないのね」
「事故の元っていうでしょ」
こう言うのだった。
「だからね」
「こうした時こそ」
「ちょっとでもね」
こう一華に話した。
「気を引き締めよう」
「勝って兜の緒を締めろ?」
「そんなところね」
実際にというのだ。
「勝ったじゃないけれど」
「終わったね」
「そう、けれど大体ね」
「意味は同じね」
「終わったって思ったら」
その時はというのだ、今の様に。
「気を引き締めてね」
「怪我とかしない様にするのね」
「そうしていこうね」
「そうね、部活でもね」
一華は自分が所属しているバレー部の練習を思い出しながら答えた、ランニングとサーキットトレーニングが練習の中でかなりある。
「気を抜いたらね」
「怪我するでしょ」
「そうなのよね」
「だからね」
「今みたいにテストが終わって」
「ほっとしている時こそね」
まさにというのだ。
「気を引き締めてね」
「油断しないことね」
「そうしてね」
「わかったわ、怪我も事故もね」
そのどちらもというのだ。
「やっぱりね」
「ないに越したことはないわよね」
「ええ、じゃあ」
「ちょっとでも気を引き締めて」
「合コンにもね」
「出ましょう」
「あれよ、寝る時に」
理虹は笑って話した。
「一気にね」
「その時になの」
「そう、スイッチを切って」
一華に笑って話した。
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