第七章「大混乱」
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
回し、
遥達は国技館内部で、未夢を呼び掛けた。
木村「おーい未夢ー?」
掛「未夢?いるかー?いるなら返事しろ?」
遥「未夢さーん?」
遼真「未夢姉ちゃーん?」
結局、周囲に呼び掛けても未夢の姿はどこにもなかった。
木村「ここにはいないみたいだ。」
掛「逃げ遅れたかもしれないな・・・。」
遼真「大丈夫だよ?とりあえず入口まで行って、
未夢姉ちゃんを出迎えよう!
そしたら未夢姉ちゃんに会えるかもしれないよ!」
エントランスホールに向かった遥達は
出口の方に懐中電灯を照らしていると、
そこにはふらついている未夢を発見した。
そう、未夢は逃げ遅れて、遥達の後を追って
国技館に避難して来たのだった。
しかも、高熱が出て汗がたくさん出るほど苦しんでいた。
未夢「みん・・・な・・・」
遥「あっ、未夢さん!」
未夢「ここに・・・い・・・たんだ・・・なぁ・・・」
すると未夢が富士山の噴火の火山灰による硫化水素中毒で
その場で倒れてしまった。
ドサッ!
すると未夢の方に遥達が集まって・・・
遥「未夢さん?」
遼真「未夢姉ちゃん?」
木村「未夢?大丈夫か?しっかりしろ?」
するとそこへ、巡回中の自衛隊員が現れた。
自衛隊員「待て!そいつに近づくな?」
遥「えっ、なんで?」
自衛隊員「そいつは富士山の噴火で硫化水素のガスが混ざった
火山灰に巻き込まれたらしい。」
遼真「硫化水素?」
自衛隊員「とにかく災害に強い総合病院にそいつを運んで行くんだ!
そこの病院なら、消防隊員もいるし、
発電もしていて大丈夫そうだ。」
遥達は硫化水素中毒で倒れた未夢を、災害に強い総合病院まで搬送した。
ポイントJ 富士山の噴火によって火山灰や硫化水素中毒による
人的被害をもたらす恐れがある。
都内の某総合病院
集中治療室に隔離されて治療を受ける未夢。
ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・
その待合室のベンチには、遥と遼真と掛と木村が座っていた。
その中で、遥は涙をこぼしてすすり泣きながら呟いた。
遥「未夢さんがはぐれなかったら・・・ぐすっ
こんな事には・・・ならなかったのに・・・ぐすっ?」
すると看護婦が遥達の所へ来てこう伝えた。
看護婦「皆さん、大丈夫です!
未夢さんの治療を必ず成功させてみせますから?」
遼真は強気にこう告げた。
遼真「分かってるよ。未夢姉ちゃんは死なないよ!
パパやママがいなくたって、
僕にはお姉ちゃんと木村先生と掛兄ちゃんがいるんだから!
大丈夫だ、絶対大丈夫?」
掛「ここで待ってても仕方
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ