第五章「絆」
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んだ。
けど、今になって俺の運命を大きく変えることになったんだ!」
遥「え?その運命ですか?」
未夢「それって何の事だ?」
掛「ああ、それはこの大地震が起きた後、俺は小さな命を救ったんだ。」
遼真「小さな命って?なんの事?」
掛「ああ、それはな・・・。」
それは首都圏での巨大地震発生の当日のことだった。
掛は大地震で被災された都内の住宅街を彷徨っていた。
財布の中の金は無事だった。
掛「金は無事だったけど、今日の晩飯どうしようかな?」
すると倒壊した住宅の方から助けを求める小さな女の子が聞こえた。
女の子「たちけて・・・!たちけて・・・!」
掛「え・・・?」
その女の子は留守番中に大地震が起きた時に家屋が崩れて下敷きになり、
血だらけの状態で動けなくなっていた。
女の子「パパアァー?ママアァー?」
掛はその女の子の声に気づいた。
掛「そうだ!助けなきゃ!あの女の子を助けなきゃ?」
勇気を出した掛は女の子を助け始めた。
掛「大丈夫だ!今俺が助けてやるからな!」
そして掛はその女の子を倒壊した家屋から引きずり出して助けた。
女の子「パパァ・・・ママァ・・・」
掛「君、大丈夫か?しっかりするんだ。
すぐに病院まで連れてってやるからな。
俺がいたからにはもう安心だ。」
掛はその後、その女の子を病院まで連れていった。
掛「俺はこの後、この子供を病院まで届けたんだ。
この事で俺は、人助けや思いやりができるようになったんだ。」
遥「私もこの地震が起きた時、子供を救ったことがあります!
地蔵通り商店街で買い物を済ませて家に帰る時に、
物凄い大きな地震が起きて、急いで家に帰る時に、
その家に下敷きにされた男の子を
軽トラックの運転手さんに手伝ってもらいました!」
未夢「アタシもそうだったよ!原宿へ買い物に出かけた時、
ものすごく大きな地震が発生して
通行人の悲鳴がアチコチに聞こえてたんだ!」
掛「なるほど、お前達もあの時の事を知ってるんだな。」
木村「ああ、確かにそうだろうな!皆、腹減ってきただろう?
そろそろ晩飯にするか!」
木村が炊き出しの所へ行き、皆の食事を差し出した。
木村「ほら、今日の晩飯は、炊き出しのカレーだ!
みんなで一緒に食おう!」
そして、掛はカレーライスを1口食べた。すると・・・
掛「うっ・・・うっうっ、うめぇー?久しぶりのカレーだ?最高だよ?
俺、カレーめっちゃ大好物だよ?」
掛はカレーライスが大好物だったので、大食いするようにおいしそうに食べた。
遥「カレーが、好きなんですね!」
未夢「ここに避難して、本当に良か
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