暁 〜小説投稿サイト〜
ルーインド東京
第三章「移動」
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
防士の話を聞いた。

消防士「この雨は酸性雨と言って、昨日の地震で倒壊した
    建物や火災旋風の煤によってできた雨で
    最悪の場合、健康被害を受ける場合があります!
    速やかに行動をお願いします!」

国立競技場の入り口手前には
複数の車が駐車していた。
避難を促された人々は次々車に乗り込み分散移動し、
遥達も、国立競技場を後にし、
駐車しているオフロード車に乗り込んだ。

未夢「私と平井姉弟の3人です!」
男性「分かった!」

その雨は更に強くなる中、遥達は
オフロード車で行き着く場所まで向かった。

車の中

未夢「あの、私達をどこへ連れて行けばいいですか?」
男性「日本武道館だ!ここなら頑丈で安全だから。」

東京の街はどこもかしこも荒れ果てていた。

遼真「どの場所も酷いことになってる・・・。」
遥「今までと全然違う・・・。」
男性「たしかにそうだな。
   東京は巨大地震で壊滅的な被害を受けてるからな。」

そう話してるうちに、日本武道館に到着した。

日本武道館

遥「ありがとうございました。」

3人は車を降りて、日本武道館に入った。

未夢「この避難所に入所する武沢未夢と平井姉弟です!」
名簿係「はい、こちらに名簿を記入してください。」

未夢は武道館の中へ誘導した

未夢「よし、こっちだ!」

遥達は武道館内部に入った。

遥「え、ここって、武道館内部?」
未夢「ああそうだ。本来ならプロレスや
   ライブ会場等に使われているけど、
   今は避難所として使われているからな。」

しかし、遼真は感激していた。

遼真「僕、武道館に一度泊まってみたかったんだ!」
遥・未夢「りょ・・・遼真・・・?」

未夢は係員に空きのスペースを尋ねた。

未夢「あの、空きスペースありますか?」
係員「ああ、空きスペースならたくさんあるよ。」
未夢「ありがとうございます!」

遥達が空きスペースを探していると未夢の後輩を偶然見かけた。

未夢「清子?ここにいたんだ!」
清子「あっ!未夢先輩!」
遥「え?じゃあもしかして、未夢さんの後輩?」
未夢「ああ、そうだ!私の1つ下の後輩の
   南川清子(なんかわ きよこ)って言ってな。
   親友である礼奈(れいな)がアメリカに旅行に行っていて、
   昨日の大地震で日本に帰れなくなったんだ。」

ポイントD 海外旅行中に母国で巨大地震が発生すると
      帰国できなくなる場合がある。

未夢「無事だったか?アタシがいたからにはもう大丈夫だ!
   ほら、これでも食え!」

未夢は清子に食料を渡した。

清子「ありがとうございます!未
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ