第四百八十二話 スサノオの思惑その十二
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「伊達に有馬温泉仕切ってないからな」
「私のところも結構以上に大きな会社だしね」
信奈もだった。
「結構以上の額を平気で出せるわよ」
「私もよ」
謙信も出て来た。
「上杉家の在職はかなりよ」
「お金のことも気にすることはないけえ」
元春は高らかに笑っている。
「毛利家も神戸の港湾仕切っとるからのう」
「ああ、結構資産家の家の娘が多かったな」
石動はここでこのことを思い出した。
「だったらそっちの心配はいらないな」
「はい、お金のことは心配無用です」
元康も言ってきた。
「本当にお金持ちの人が多いので」
「有り難いことだな」
「お金は力ですよね」
「ああ、実際にな」
事実そうだとだ、石堂は元康に答えた。
「ライダーはあまりというか殆ど意識しないけれどな」
「そうなんですか」
「絶対に身近にとんでもない金持ちがいるか出せる組織があるからな」
だからだというのだ。
「皆困ってないんだよ」
「それはいいことですね」
「生活も給料貰ってる奴だっているしな」
「霧生さん達は違いますね」
「あいつ等は働きながら戦ってるんだよ」
桐生そして万丈はというのだ。
「そうしながらな」
「そうなんですね」
「他の奴等もな」
二人に限らずというのだ。
「同じだよ」
「お仕事があって」
「それで働きながらな」
「戦っておられますか」
「皆な」
「それでお金はですか」
「俺達個人としても困ってないんだよ」
こう話した。
「それで戦う金は氷室が総理大臣の秘書でな」
「息子さんで、でしたね」
歳久が言ってきた。
「そのうえで」
「他のライダーの組織みたいにな」
「予算をですか」
「ああ、用意してくれているからな」
「お金はありますか」
「そっちも困ってないんだ」
「それは何よりです」
「現実として金がないとどうしようもない」
ローグ自身がこのことを指摘した、それは戦いをあらゆる面からよく知っていてそのうえで戦っている者の言葉だった。
「何も出来ない」
「確かに」
歳久もその通りだと頷いた。
「まことにです」
「金があるからな」
「戦えます」
「俺達がスサノオと戦っているのは国家機密だ」
「ライダーの皆さんの世界では」
「そうだ、だが政府としては知っている」
日本政府はというのだ。
「公表は出来ないが」
「それでもですね」
「現実のことだからな」
「公表出来なくてもですね」
「何とかしないといけないことだからな」
「何しろグロンギとか出て来たからね」
美空も言ってきた。
「連中をどうにかしないといけなくて」
「それが、ですね」
義弘も話に入ってきた。
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