第四百八十二話 スサノオの思惑その九
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「普通じゃない」
「だから特別なんだよ」
「そんな娘もいるの」
「ああ、それで他の子もな」
「皆覚えてきているから」
「大丈夫だ、覚えられるさ」
「ライダーの人達が言うなら」
利家は桐生の言葉を受けてこう述べた。
「信頼出来る様になってきた」
「全くでござる」
五右衛門は利家の言葉に頷いた。
「ライダーの方々のお言葉にも重みがありゅでごじゃる」
「確かに」
「なら拙者も読むでござる」
そのファイルを手に述べた。
「そして覚えるでござる」
「覚えて、です」
「訓練もしていきましょう」
鷲尾兄弟はこう言った。
「そして己を強くし」
「怪人達にも勝てる様になりましょう」
「しかしな」
信玄はまさかという顔で言った。
「ライダーの人達はあたし達が一撃で怪人を数体まとめて倒せる様になるって言うけれどな」
「実際になれます」
「誰もがです」
鷲尾兄弟は信玄に即座に答えた。
「ですからご安心を」
「訓練をしていきましょう」
「ライダーの人達がそう言うならな」
信玄も彼等の言葉を受けて言った。
「そうだな」
「では訓練をしていきましょう」
謙信は信玄に述べた。
「怪人達のことも学びながら」
「そうしていくか」
「ライダーの人達が言われるなら確かだから」
「何て言うか言葉にな」
「事実重みがあるから」
「信じられるな」
「本当に」
こうしたことも話してだった。
戦士達はデストロンの怪人達のデータを頭に入れつつそのうえで訓練もはじめた。ライダー達は変身し実戦さながらの訓練を行ったが。
その訓練を受けてだ、信繁は冷静だが驚きの声をあげた。
「まさに鬼神ね」
「ああ、洒落になってねえな」
「ここまでの強さとは」
「あたしも思わなかったぜ」
信玄はその信繁に述べた。
「怪人なんてめじゃねえな」
「本当にね」
「言っておくが手は抜いていない」
ローグはこのことを断った。
「全くな」
「最初からですね」
「全力でやっている」
こう信繁に答えた。
「俺達の強さを知ってもらいたいしな、そしてだ」
「全力でないとですね」
「訓練にならないからな」
だからだというのだ。
「最初からだ」
「全力で相手をしてくれましたか」
「このことは変わらない」
ローグはこのことも話した。
「だから君達もだ」
「全力で、ですね」
「来い、戦闘と同じ気持ちでな」
「わかりました」
「全力でぶつかり合ってこそ強くなれる」
信玄は好戦的な笑みで述べた。
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