第二十二話 吹雪でもその一
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もコートも着てマフラーにミトンで完全武装してから家を出た。だがその家を出る時にもだった。
おばちゃんとぽぽちゃんは彼にだ。玄関でこう言ったのである。
「ああ、まだやで」
「まだ足りへんで」
「あっ、カイロだね」
言われてだ。希望も気付いた。
「カイロもあったね」
「そやで。カイロ幾つも付けてな」
「頭に帽子も被っていきや」
「そういえば」
希望は言われて気付いた。頭には帽子を被っていなかった。吹雪の中を進むのにだ。
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