083話 記憶巡り編 とある視点で見る記憶 その10
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は話を見ていこう。
それを聞いた凛さんはまだ反対するセイバーさんとは打って変わってイリヤさんを匿うのに賛成の意を示していた。
なにかの考えがある感じだし。
それから場所は変わって、イリヤさんも同伴して士郎さんとセイバーさんの毎日の竹刀での打ち合いが始まったんだけど、
「おや……?」
「むむ?」
「お……?」
「あれ?」
なにやら楓さんに古ちゃん、コタ君、ネギ君がなにやら変な反応を示していた。
この4人の共通点は武闘者。
なにか変なものが映っているのだろうか?
「ちょっとネギに楓さんに古菲、コタ君までどうしたのよ……?」
「いえ、勘違いでなければ士郎さんはいつも通りなのですがなにかセイバーさんの打ち合いに精彩が欠けていると言いますか」
「ネギ坊主もそう感じたあるか」
「間違いではないようでござるな」
「そうやな」
おや……?おやおやおやおやおや?
わたしのラヴセンサーが反応を示しているぞ?
記憶の中のイリヤさんや士郎さんもなにかセイバーさんが遠慮しているという感覚らしく、わけを聞くと、なんと帰ってきた答えは、
『その……そうなると展開によっては身体がぶつかりあってしまいますし……』
身体の接触を気にしている。
つまり、これは!!
「セイバーの嬢ちゃんは士郎の旦那を意識し始めているってこった!!」
ムッハー!!と鼻息が荒いカモ君。
やっぱりそうだよねー!!
そこに行きつくよねー!!
素晴らしい……ッッッッ!!
あの鉄面皮だったセイバーさんがほのかに頬を赤くさせている様などもう間違いないだろう!
「いいねぇ……写真に収めたいよぉ」
『朝倉さん、残念でしたね……』
その後も食事風景でイリヤさんの食べたものが頬についていたのを拭ってあげるというセイバーさんの姿も好印象だよね。
セイバーさんは最低限の対応と言っているけど、士郎さんが心を許しているのなら自身もって感じだろう。
しかも、その後にはわたしがやってくるのを待ち望んでいた展開!!
そう!お風呂ラッキースケベ!!
士郎さんが汗を洗い流そうと服を脱いでお風呂に入ろうとして扉を開けると、そこにはすでに湯船に沈んでいるセイバーさんがいた。
「ちょ!?ネギ、目を閉じなさい!」
「うわわ!?アスナさーん!?」
ネギ君はアスナに、コタ君は楓さんに、ランサーさんはイリヤさんに目を塞がれていた。
それで前みたいに鉄面皮で対応すればそれでよかっただろうに、セイバーさんは盛大に顔を赤くさせながら、
『申し訳ありません……その、今は遠慮していただけないかと……。シロウが体を洗うのは当然です。そこまでマスターの行動を制限はしません。……ですが、私の身体はリンのように少女のものでは
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