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のつもりで、お願いしますね」
「わかりました 教えてください 頑張ります」
その日の夕方5時のオープン早々、堤さんがやってきた。
「堤さん いらっしゃい お仕事帰りですか? この時間珍しいですね 私ね・・」
「店長 伝えたいことがあってな」と、堤さんは、私が何か言おうとしているのを遮って・・
「シャルダンのこと」私が先に聞いた。
「そう そのこと 店長も、何か聞いたのか?」
「うん 昼間 シャルダンに勤めている人が面接に来た」
「そうか 俺も、少し前に聞いたけど、確かなんか 情報集めていたんだ 公式的には、店舗移転ということなんだけど、移転先が離れているから、実質、撤退だよね 納めているお絞り屋に言わすと、この1年以上、ずーと数が減る一方だって言ってから、売り上げも減るばかりで、もう、回復出来ないって、見切りつけたんだろう」
「さすが 堤さん 顔が広いですね 情報屋みたい」
「しがない工務店だよ みすずファンのな でも、やったな 夢叶ったな 頑張ったものな」
「堤さん それは、秘密 他では、言わないでよ でも、堤さんのお陰 感謝してます あのね 私 堤さんだから言うけど さっきから ヤッターって叫びたい気分なの」
「だろうな あっちに向かって 叫べば良いじゃぁ無いか 今までの苦労考えたら それぐらい許されるんじゃあないか」
「うふっ 堤さん 奥さんいなかったら 私 今、抱き着いていたかも知れない えへっ 何か、食べていく?」
「おいっ からかうなよー 嫁さんが、夕飯用意してるから、このまま帰るよ 又、今度食べに来る」
「そうだよね 愛妻が待ってるから 本当に、いつもありがとうね 助けてくれて 奥様にも、よろしく お待ちしてますので、ごゆっくり来てくださいって」
堤さんが帰った後、私は、晋さんにそのこと伝えて、松永さんとホテルの進藤さんに報告していた。冷静なつもりだったんだけど、少し浮かれているのかも知れなかった。清音にも、そのこと伝えたんだけど、その時清音は
「お姉ちゃん 良かったね 目標だったんでしょ・・ でもね なんか、悲しいよね 昔のウチ等の家庭・・戻らないし・・ それと、ウチなぁー お父さんの世話を何にもしてなくて、偉そうなこと言えたもんちゃうねんけど・・ お父さんの夢って、そのことちゃうと思うねん ごめんね、お姉ちゃん 偉そうなこと・・」
電話を切ったあと、清音の言っていたとおりだと・・。私、意地になっていたので、勝手に目標決めてしまっていた。あの子の方が大人になっているのかも・・。
だけど、私は、一応、区切りだからと思って、少し、夕ご飯を豪華にしておいた。そして、その夜も、白いナイトウェァを着て
「もう、私 全て 蒼のも
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