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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
襲撃-さいかい-
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ーは最悪死んでもかまわん!!撃て撃て撃てぇッ!!」
「!!」
周囲の木々を薙ぎ倒し、今度は装甲車が襲い掛かる。
武蔵と俺は一旦飛び退き、枝へと飛び移るも装甲車の上部に設置された銃座。そこにあるガトリングが火を吹いた。
「何こいつら!?必死過ぎじゃない!?」
咄嗟に別の木々へと飛び移って回避する。
怒涛の攻撃。死を知らない捨て身の攻撃、それに装甲車まで持ち込んできた財団実働部隊。
あまりにも無茶苦茶なその部隊に武蔵は思わずそう叫んだ。
しかし、それだけじゃない。
「武蔵!上だ!!」
「上って…ええ!?」
凄まじい風にバタバタという音。
まさかと思い上を見ればそこには軍用ヘリ。
備え付けられた機銃がこちらを向き、今まさに武蔵を撃ち抜こうとしている瞬間だった。
「その程度…!!」
武蔵が跳ぶ。
軍用ヘリ目掛け真っ直ぐ跳び、攻撃をさせる前にそのプロペラを叩き斬った。
「ヘリが落ちるぞ!!回避ー!!」
当然、浮力を失った軍用ヘリは墜落。
実働部隊達は散り散りになって回避。ヘリは落ちた直後に爆発し、黒煙を上げた。
「まだまだぁ!!」
「あれも厄介だな…。」
装甲車の奴も目障りだ。
散弾銃で二、三撃ち抜くも、あまりにも頑丈なそれは多少の弾痕を残すのみでダメージは入っていない。
「…。」
アレにダメージを与えるなら質量兵器のメイスがうってつけだが、生憎離れた場所に置いてきている。
なので
「あれが邪魔だ。斬ってくれ武蔵。」
「了解!!」
武蔵に任せる。
ガトリングの弾丸の嵐をかわし、斬り、スピードを緩めることなく駆けてどんどん装甲車へと近付く。
と、その時だ。
「…!!」
何かを察知し、武蔵は突然後ろに下がる。
その直後、バシュッ!と何かが放たれた音がし、装甲車が爆発した。
「何…?」
疑問に思う武蔵だが、遠くから離れていた俺には見えていた。
ロケットランチャーだ。
実働部隊の一人が、迷うことなくロケットランチャーを装甲車に撃ったのだ。
仲間がどうなろうと、装甲車を爆発させ武蔵にダメージを与えることを最優先としたんだ。
さらに、
「今だ!!撃て!!」
また草陰から男達が現れ、今度は俺に向け銃を向ける。
しかし、それはただの銃では無い。
「!!」
そこから発射されるワイヤー。
一つ二つは咄嗟に避けられたものの、3つほどのそれは先端の針が刺さり、俺に強力な電撃を流した。
「ぐあぁっ!?」
「大和くん!!」
そう、テーザー銃だ。
見た目は明らかによく見るそれではなく、ゴツイ見た目の機関銃のようなもの。
普通のテーザー銃は知らないが、おそらくそれの何倍もの強烈な電撃が俺を襲い
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