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レーヴァティン
第二百三十一話 平泉からその十二
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でもだ、髪や肌や目の色に関わらずな」
「抱かれますか」
「そうされていますか」
「上様は」
「西の浮島の女はだ」
 彼女達の話もした。
「肌は白く髪はな」
「金や茶、赤、白、銀と様々ですね」
「黒もありますが」
「そして目もです」
 こちらの話にもなった。
「様々です」
「青や緑。灰色、紫、水色と」
「実に様々です」
「そうした女達も抱かれる」
「だからですね」
「人間以外の女も同じだ」
 そうだというのだ。
「ではその女達に会い抱く為にもな」
「この世界を救って下さいますね」
「そうして下さいますね」
「必ずな」
 幕臣達に告げた、そうした話もしつつ英雄は今自分がやるべきことを行っていった。世界を救うことを目指して。


第二百三十一話   完


                    2021・10・23
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