第六話 中間テストその十一
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「本当にね」
「それで馬も好きで」
「その次に羊なの」
「まずラムで」
そしてというのだ。
「マトンよ」
「その順番ね」
「ええ、あまり食べる機会もないし」
「あっ、確かに」
一華はここでその通りと頷いた。
「そうよね」
「羊ってそうでしょ」
「安いのにね」
「あまり食べる機会ないわよね」
「お店でもね」
飲食店でもというのだ。
「あまり扱ってないわね」
「ジンギスカン鍋屋さんでもないとね」
「そうよね」
「お魚もよく食べるけれど」
富美子はまずはこちらを挙げた。
「魚介類全体でね」
「それでお肉はね」
「牛肉と豚肉で」
「それで鶏肉ね」
「その他にってなって」
そしてというのだ。
「それが馬肉やね」
「羊肉で」
「もうお肉だと」
魚介類は置いておいてというのだ。
「豚肉、牛肉で」
「鶏肉ってなるわね」
「だからね」
どうしてもというのだ。
「羊はね」
「食べる機会自体がね」
「ないわね」
「そうよね」
「そのことね」
ここでだ、かな恵が富美子に話した。
「日本だとね」
「日本ならなの」
「日本は明治からでしょ、お肉食べる様になったの」
「文明開化からね」
「それからお肉食べる様になって」
それでというのだ。
「お肉食べる歴史が浅くて」
「それでなの」
「羊肉にも馴染みないの」
「そうなの」
「他の国じゃ羊肉が入って」
そうなってというのだ。
「歴史があって」
「馴染んでいるのね」
「そう、けれど」
「それでも日本じゃ違って」
「それでね」
「羊をあまり食べないの」
「それにね」
かな恵はさらに話した。
「匂いがね」
「マトンのそれね」
「それがどうもっていう人が多くて」
このこともあってというのだ。
「余計に馴染みがないのよ」
「あの匂いね」
「それでね」
このこともあってというのだ、かな恵は実際にその匂いを思い出しながら富美子に対して話していった。
「お店でもあまりないの」
「そうなのね」
「けれど今富美子ちゃんが言った通りに」
それでというのだ。
「安くてね」
「それ大きいわよね」
「しかもカロリー少なくて」
「身体の脂肪も燃やしてくれるから」
だからだというのだ。
「いいお肉よ、美味しいし」
「そのこともあって」
「いいお肉よ」
「そうなのね」
「だから食べても」
それでもというのだ。
「いいのよ」
「そうなのね」
「安いの大きいわよね」
かな恵もこのことについて話した。
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