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歪んだ世界の中で
第二十一話 与えられた試練その四
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のだ。
「そうなりますので」
「わかりました。じゃあやります」
「それでいいのですね」
「千春ちゃんがそれで助かるのなら」
 毅然としてだ。希望は姫に答えた。
「僕はそうしますので」
「では」
「はい、今日から」
 こう話してだ。そのうえでだった。
 希望は姫からその壺、薬が入った壺を受け取った。壺を両手に、自分の腹の高さで持っている希望に対してだ。姫はまた声をかけたのだった。
「そのお薬は減りません」
「幾らふりかけてもですか」
「はい、減りません」
 量は変わらないというのだ。
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