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おぢばにおかえり
第六十七話 春休みが終わってその二十二

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「やっぱりね」
「ですね、ご本人さんなら絶対によく知ってますし」
「そう、だからね」
「そうしますね」
「ええ、じゃあ私もうお部屋に戻るけれど」
 新一君に言いました。
「新一君はこれからどうするの?」
「お墓地お参りして参拝しようって思ってます」
 神殿にというのです。
「回廊ひのきしんもさせてもらって」
「そうしてなの」
「お家に帰ってもゲームか勉強位しかしないですから」
「だからなのね」
「勉強するなら身体動かした方頭すっきりして出来ますし」
 それでというのです。
「そうしてきます」
「相変わらずいさんでるわね」
「お墓地に行って参拝させてもらってですか」
「それで回廊も拭かせてもらうなんて」
 回廊ひのきしんはこうも呼ばれています。
「いさんでるわね」
「そうですか、まあ今日は帰ったら絶対にすることありますけれど」
「お勉強以外になの」
「ゲームよりも重要です」
「それは何なの?」
「仮面ライダーと戦隊観ないといけないですから」
「それでなの」
「はい、ですから」
 私に楽しそうに言ってきました。
「今日は忙しいんですよ」
「新一君特撮好きなの」
「大好きです、ウルトラマンも観ますし」
「そうなのね」
「それで牙狼もです」
「そっちもなのね」
「観ています」
 こう私に答えてくれました。
「そうしています」
「結構以上に好きなのね」
「生きがいの一つです」
 そこまでだというのです。
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