第四百六話
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第四百六話 拭いた後は
クラウンの七人は風呂から出て更衣室に戻ると髪の毛を拭いた、そしてドライヤーでそれぞれ乾かすが。
美奈子は自分の髪の毛を乾かしながらこんなことを言った。
「長い髪の毛は好きだけれど」
「乾かすの大変よね」
「洗うのも拭くのもね」
こう赤音に話した。
「そう思う時があるわ」
「それね」
赤音もドライヤーを使いつつそれはと頷いた。
「どうしてもあるわね」
「女の子はね」
「私もね」
「赤音ちゃんも最近髪の毛長くなったわね」
美奈子は赤音の今の上方を見て話した、見れば七人共今は短いとは言えない位の髪の毛の長さになっている。
「前と比べて」
「だからね」
「拭くのもね」
「それでもっと言えば洗うのもね」
「時間かかってね」
「好きだからしていても」
その髪型にというのだ。
「そうしていてもね」
「何かとね」
「大変よね」
「その点男の子は楽やな」
亜美は少し苦笑いになって述べた。
「女の子は短くしてもな」
「そうそう、絶対に男の子より長いのよね」
「最近男の子でも結構長くしてるけどな」
「ロングヘアの子とかいるわね」
「けれど基本はな」
男子のそれはというのだ。
「やっぱりな」
「短いわね」
「スポーツ刈りとかやから」
それでというのだ。
「どうしてもな」
「洗うのも拭くのもね」
「楽で乾かすことなんか」
亜美もドライヤーを使いつつ話した、七人共わざわざ自分のドライヤーを持って来てそれで使っているのだ。
「ないしな」
「拭くだけで充分だし」
「そう思うとな」
「男の子はその点楽よね」
「ほんまにな」
「好きでしている髪型でも」
美奈子はまたこう言った。
「そのことはね」
「短かったらって思う時があるわね」
赤音はまた言った、そうした話をしながら髪の毛をドライヤーで乾かした。そうして髪の毛の濡れをなくした。
第四百六話 完
2021・9・26
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