第八幕その一
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第八幕 虹の橋の平原
一行はサバンナを出てでした。
そのうえで今度は少し木々が多くて川が多い場所の前に出ました、するとまだサバンナである場所からハイエナが言ってきました。
「そこも面白い場所だよ」
「というとどんな場所かな」
「うん、川が多いね」
「また実にね」
カエルマンはハイエナに答えました。
「随分と」
「その川を渡っていくけれどね」
それがというのです。
「面白いんだよ、だから時々ね」
その時にというのです。
「僕も行くんだ」
「サバンナからだね」
「そうだよ、じゃあ行って来るといいよ」
笑顔で、です。ハイエナは一行に言いました。
「これから」
「ではそうさせてもらうよ」
カエルマンも笑顔で応えました、そして一行はです。
その川の多い平原に入りました、するとです。
早速目の前に川がありました、そしてそこにです。
橋もありますがその橋は。
「虹の橋なんて」
「あら、ここはオズの国よ」
トロットは目の前にある虹の橋、手すりまで全部そうであるその橋を見て驚くナターシャに微笑んで答えました。
「だから虹の橋もね」
「あるんですか」
「そうよ、これ位はね」
「普通ですか」
「オズの国だから」
それでというのです。
「驚くことはないわ」
「言われてみればそうですね」
「オズの国はお伽の国だから」
恵梨香も言いました。
「だからですね」
「どんな不思議なこともある」
カルロスも言います。
「そうした国ということですね」
「だから虹の橋も普通にありますね」
ジョージも言いました。
「この国は」
「だから驚くことはなくて」
神宝も橋を見ています。
「その橋を渡っていけばいいね」
「そうね、じゃあ今から皆で渡りましょう」
ナターシャも皆に言いました。
「そうしましょう」
「オズの国には色々な不思議があるけれど」
それでもと言ったのはクッキーでした。
「こんな不思議ははじめてです」
「はじめては何時でもでしょ」
ビリーナはそのクッキーに言いました。
「そうでしょ」
「そうね」
クッキーはビリーナのその言葉に頷きました。
「言われてみると」
「何かあるとね」
「不思議に巡り合う国ね」
「そう、だから虹の橋も」
これもというのです。
「驚かないでいいのよ」
「楽しむことね」
「そうよ、見れば虹の橋は沢山あるわよ」
川が多くてです、その橋のどれにもです。
虹の橋がかかっています、ビリーナはその橋達を観ながら言いました。
「だから沢山渡れるわよ」
「そうね、それじゃあね」
「今から渡りましょう」
「虹は空にかかる橋だから」
それでと言うキャプテン=ビル
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