第四百八十二話 スサノオの思惑その四
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「そして怪人のことも知る」
「その様にですね」
「するな」
こう答えるのだった。
「これから」
「それでは」
「それでな」
猿渡はさらに言った。
「まず強くなる為にな」
「その為に」
「訓練だ」
それを行うというのだ。
「まずはな」
「訓練ですか」
「ああ、俺達と一緒に訓練をするんだ」
猿渡は今度は義晴に答えた。
「そうしてな」
「強くなるか」
「ああ、人間何処までも強くなれるんだ」
猿渡は道三にも答えた。
「だからな」
「それでじゃな」
「訓練に訓練を重ねてな」
そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「強くなるのじゃな」
「全員な、そしてだよ」
猿渡は言葉を続けた。
「怪人達のことも知るんだ」
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
官兵衛は猿渡の言葉を聞いて言った。
「そういうことだな」
「その通りだよ」
「僕達はこれまで陣形や戦法を考えていたが」
それでもだったというのだ。
「しかし怪人のことはだ」
「知らなかったな」
「全くな」
「怪人は倒すと爆発するでしょ」
徳千代が言ってきた。
「だからね」
「わかりませんでしたね」
「ええ、全くね」
鷲尾風に答えた。
「わからなかったわ」
「ですが」
鷲尾風は徳千代に答えた。
「私達は彼等のデータを持っています」
「それでなの」
「それ等を全てファイルにしていますので」
「それをなのね」
「読んで下さい」
「わかったわ、それじゃあね」
徳千代は頷いた、そのうえで。
鷲尾雷がそのファイルを出した、そして一同に述べた。
「是非です」
「読むことですね」
「そうして下さい」
ねねにも答えた。
「そうすればです」
「ねね達はデストロンの怪人のことを知ることが出来ますね」
「はい」
その通りだというのだ。
「ですから」
「それでは読ませてもらいます」
「ファイルは人数分あるからな」
それでとだ、石動は話した。
「どんどん読んでくれよ」
「わかりました、じゃあ今から」
義晴は石動の言葉に頷いてファイルを受け取った、それは他の者達も同じでそれぞれ読んでいった。
信奈はファイルを最初から最後まで読んでから言った。
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