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ハッピークローバー
第六話 中間テストその六

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「インスタントラーメン食べるよりも」
「栄養を考えてね」
「そうしているわね」
「お粥でもね」
 こちらの食べものもというのだ。
「出来たらね」
「雑炊よね」
「そちらの方がいいしね」
「だからそっちを作るのね」
「食べるならね」  
 そのお粥をというのだ。
「どうしてもなら茶粥よ」
「奈良県のあれね」
「お茶にはビタミンがあるから」 
 それでというのだ。
「ビタミン摂取の為に」
「茶粥にするのね」
「茶粥美味しいしね」
「ああ、確かに美味しいわね」 
 理虹もその通りと頷いた。
「茶粥って」
「そうでしょ」
「独特の味でね」
「だからね」
「お粥食べるよりも」
「ただのお粥よりもね」
「茶粥の方がいいのね」
 こうかな恵に返した。
「それでかな恵は雑炊がよね」
「好きだし」
「よく作るのね」
「鶏肉や人参や玉葱、大蒜を入れるけれど」
「生姜入れる時もあるわね」
「じっくりと煮込んで」 
 そういったものをというのだ。
「そうしてうんと柔らかくして」
「ご飯も入れて」
「食べるのよ」
「そうした雑炊よね」
「あったまって栄養もあるから」
 それ故にというのだ。
「テスト前にもね」
「いいのね」
「そうなの」
「あと風邪にもいいのよね」
 留奈はこう言った。
「そうした雑炊って」
「そうなの、風邪にもいいのよ」
「そうした雑炊は」
「食欲なくても食べられるし」
 このメリットもあってというのだ。
「だからね」
「お粥よりもなのね」
「雑炊の方がね」
「いいのね」
「そうなの、ただ今日はあまり時間がないから」
 それでというのだ。
「インスタントラーメンでお鍋にしましょう」
「お野菜持って来たわよ」
 一華は笑って言った。
「晩ご飯それよね」
「皆集まってるからね」
「それはなのね」
「インスタントラーメンのね」
「お鍋でね」
「お野菜をどっさりと入れて」 
 そうしてというのだ。
「食べよう」
「それじゃあね」
「人参にもやしに韮にキャベツ入れて」
 そうした野菜達をというのだ。
「食べよう、それでね」
「テストもね」
「頑張ろう、お勉強も順調だし」
 一番の懸念材料というか目的のそちらもというのだ、勉強会も何故行っているかというとそれは言うまでもない。
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