第六話 中間テストその三
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「それが三日は続いてね」
「もう身体ボロボロになるわね」
「実際死にそうになってたわ」
こう理虹に話した。
「その親戚の人」
「牡蠣は怖いからね」
「他には牡蠣を百個食べてね」
「あたったの」
「そうした人も知ってるけれど」
「やっぱり地獄見たの」
「牡蠣にあたったら怖いわよ」
富美子は真顔で話した。
「だから注意してね」
「そうするわね」
「というか牡蠣百個って何よ」
一華はそのことを指摘した。
「無茶苦茶じゃない」
「一華ちゃんもそう思うわよね」
「普通それだけ食べないでしょ」
「それも生でね」
「生で百個ね」
「難波の食べ放題のお店行ったのよ」
「難波の?」
「なんばパークスのね」
こちらのというのだ。
「六階か七階にあるお店で年一回フェスタでやってるらしいけれど」
「牡蠣の食べ放題を」
「それに行ってね」
「百個食べたの」
「白ワイン飲みながらね」
「それは優雅ね」
一華は白ワインと聞いて述べた、飲んでいるのはもっぱら缶のサワーでありそれと比べて高いというのだ。
「それで生で百個食べて」
「見事によ」
「あたったの」
「それでね」
「地獄見たのね」
「その人はね。親戚は古い牡蠣フライ食べて」
そうしてというのだ。
「あたったの」
「その人はそうなの」
「そうなの。まあどっちにしても牡蠣はね」
「あたると怖いのね」
「そうなのよ」
その通りだというのだ。
「だから牡蠣はね」
「要注意ね」
「あたることはね」
「牡蠣というか魚介類は当たると怖いわよ」
かな恵はこう述べた。
「特に川魚はね」
「虫?」
「そう、寄生虫がいるから」
富美子の問いに即座に答えた。
「あたるとね」
「怖いのね」
「あたり方が違うけれどね」
「古いの食べたり食べ過ぎと虫はね」
「けれどあたるのは同じで」
そうなってというのだ。
「川魚、鯉とかね」
「あたると怖いの」
「だから川魚には注意してね」
「火を通したものでないと駄目なの」
「お刺身はよく冷凍して」
その様にしてというのだ。
「じっくり殺菌していないとね」
「危ないのね」
「さもないと本当にね」
「あたるの」
「そう、あたって」
実際にというのだ。
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