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ゃんが揃って出てきて・・なんと、二人共、ツインテールでリボンを髪の毛に巻き込んでいて・・それまで、気が付かなかったのだ。おまけに、二人はAラインのドレスの色違いで揃えていたのだった。いつの間に練習したのだろうか・・いきものがたりの「ありがとう」を二人で歌ってくれた。そんなことをやるって、僕達は聞いていなかったのだが、当然、会場からはやんやの喝采を受けていたのだった。
歌い終わった後、僕に向かって、花びらを二人で撒いていった。おそらく、明璃ちゃんの企みだったんだろう。でも、僕は、明璃ちゃんが清音ちゃんと、ここまで、仲良くなったことが嬉しかった。美鈴が聞いたら、おそらく、涙するかも知れない。
美鈴が衣装を変えて戻ってきて、入口まで迎えに行った時、今度はロイヤルブルーのドレスに、花飾りで頭を飾って、首にも花飾りを付けていた。やっぱり、綺麗なので感動した。そして、持っていた花束の大きなものを見せて「これ 高井さんが送ってくれたんだって」と、言って居たが、僕には、その時、誰だか解らなかった。美鈴は一輪の花にキャンディのついたものをたくさん入れた花籠を腕に下げていた。僕達は、キャンドルでは無くて、参列していただいた方、一人一人に美鈴がその花の一輪を渡していた。美鈴が感謝の気持だと言っての希望だった。
その後、一人一人に司会のえりかちゃんが一言と言って聞いて周ったのだ。最後に友人のテーブルに行った時、明璃ちゃんが最後になったのだか、その時、清音ちゃんを呼び寄せて
「私等、二人は、美鈴さんを崇拝している妹なんです」と言い出して、それから、美鈴の良い所を褒め出していたが、僕の会社の社長が
「お嬢さん達 さっきの歌をもう一度披露してくれないか さっきは、花嫁も居なかったし」と、言うと、拍手の中、堤さんが出てきて、二人を前に押し出していた。光瑠もあかりちゃんの背中をポンと叩いていた。
美鈴もその時、初めて、気が付いたみたいで「あの子達・・お揃い・・」と・・。そして、歌の途中で、本当に泣き出してしまって、くしゃくしゃになってしまったのだ。
披露宴も終えて、僕達は、そのホテルにそのまま泊まることになっていたのだが、近くの居酒屋で、慎二らが待っていて、もう、少し飲もうと言っていたのだ。
着替えた美鈴は、白いミニスカートで、何故か、あのミニ花束を抱えていた。
「あのね 高井さんって 誰?」って聞いてみた。そうしたら、高井さんとの経緯を聞かされて、ようやく、僕も思い出したのだ。昔、美鈴と行った海岸のこと。
「あらっ 清音と明璃ちゃんは?」昇二と光瑠だけだったのだ。
「うん 清音ちゃんはおばあさんと帰るって、明璃は慎二と別れを惜しんでいたんだけど、明日も会えるからって・・昔の仲間4人で懐かしんでって、清音ちゃんたち
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