暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epilogue彼らの物語は今ここに終わる
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子さんくらいには、かな? 普通に20代前半でも通用するよ」

きゃっきゃと喜ぶあゆに、私とはやては顔を見合わせて苦笑。何気ないやり取りなのに、私の胸の内は幸せでいっぱいだった。
セメルエルや反逆天使たちとの決戦から早3年。私はようやく、はやてがいつか言っていた願いである、私の故郷に行ってみたい、を叶えることが出来た。しかも実娘が一緒だ。いや、フォルセティやシグナムら家族、なのはら友人、ヴィヴィオ達も一緒だから、その感動もひとしおだ

「コレ、何で出来てるんだろ〜?」

「炎のようでいて熱くもないですし・・・」

「不思議な物質だね〜」

「ねえねえ! 足元! 薄っすらだけど下が見えるよ! うわっ、高っ!」

「高所恐怖症の方には辛いものですね。私は違いますけど」

私たちは今、アースガルドと防衛世界ビフレストを繋ぐ転移門の1つの前に居るのだが、転移門から元セインテスト王領グラズヘイムへと続く炎のように揺らめく虹の大橋の上で、ヴィヴィオ達は虹の橋が何で出来ているのかと考えている。

「ユグドラシル。本当にてっぺんが見えないね。フェイト、アルフ、リニス」

「うん。すごいね。あの中にも街があるっていうんだからさらに・・・」

「あそこ、あとで案内してくれるのかな?」

「一般の方もいらっしゃるようですし、後でルシルさんに聞いてみましょう」

フェイト達からそんな会話が聞こえてきた。もちろん“ユグドラシル”内も案内するつもりだ。が、さすがに全階層とはいかないから、案内する場所は限られてくるが。

「とても澄んだ空・・・。空気も美味しくて・・・。思いっきり飛んだら気持ち良いんだろうな〜」

「あ、それ解りますよ、なのはさん! あたしもウイングロードで、この心地いい風の中を突っ切りたいです!」

「私もです! フリードに乗って、エリオ君と一緒に空のお散歩してみたいです!」

「ほんっと、あんたらは仲良いわね〜。結婚式には呼びなさいよ?」

「「うえ゛っ!?」」

三界大戦終結後、セメルエルが滅びたことが影響なのかは判らないが、上位次元世界と下位次元世界を隔てる境界がさらに薄くなり、管理局の次元航行艦でも自由にとはいかないが往来が可能となった。だから今回も、すずかの第零技術部が保有している“ベルリネッタ”でビフレストへ赴き、そこからアースガルドへの専用転移門で来たわけだ。

「アースガルド巡りもいいんだけど、あたしはヴァルキリーの隊長格と一戦交えて経験値を積みたいわ」

「奇遇だな、アリサ。私も同じことを考えていた。私としてはアーフィと言う双剣の副隊長と剣を交えてみたい」

「シグナムもアリサもマジでバトルジャンキーだな、おい」

「せっかく私たちをアースガルドに招待してくれたのだ
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