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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epilogue彼らの物語は今ここに終わる
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「お疲れ様です、ルシル総督。ディアヴァルネールのオルファ戦隊長と会ってきました。作戦については概ね了解していましたけど、彼らは逆境や不利な状況下での戦闘が好きということなので、本能に負けて力をセーブするしもしれない、と・・・」
「なるほど。まぁ味方の最下層魔族は彼らだけではないから、その辺りは甘んじて受け入れよう。・・・シャル! ヴァルキリー各隊長は一度集まってくれ! 作戦のおさらいだ!」
私の一声にトリシュをからかっていたシャルや、“ヴァルキリー”の隊長たちが集まった。空間モニターを展開し、本戦闘の作戦を改めて伝える。
「これから行われるのは、三界大戦の最終決戦と呼称しても過言ではない大一番だ。現在、天界にて反逆者のリーダーを務める大戦勃発の元凶、七元天使セメルエルが、他の七元天使たちと戦闘している。狙いはセメルエルを上位次元世界のヒミンガルドに墜とすためだ」
七元天使は上級三隊トップである熾天使より上位の階級で、その存在はまさに神に等しい圧倒的なもの。本来であれば私たちのような人間、魔術師では到底太刀打ち出来ない相手だ。だが、表層世界に墜ちてしまうと、表層世界のバランスを崩さないように神秘が制限される。それでも太刀打ち出来ないほど強いが・・・。
「で、ヒミンガルドで待機している他の上級天使や上位魔族が、今度はここ下位次元世界の第5無人世界マイフィアにセメルエルを墜とす。その際にセメルエルに味方する反逆天使も一緒に墜ちてくるだろうから、そんな反逆天使群を撃破するのが私たちの仕事となる」
セメルエルは、一緒に墜ちてきた味方の天使・魔族が相手をする。私たち魔術師の神秘では、脅威となる神秘が一定以下にまで制限されようとも届かないからだ。だから雑魚が対セメルエル組の邪魔をしないようにするという、脇役に徹しなければならない。まぁ脇役と言っても危険性は高く、最悪戦死という結果が考えられる戦闘になるのは必至だ。
「何か聞いておきたいこと、言っておきたいがあれば言ってくれ」
「うーん、特には無いかも。対天使戦も12回は繰り返してるし、戦果も十分に挙げてるし」
「ルシルから借りてる神器のおかげで、いい感じに勝ってきてるもんね」
セレスは自分が手にしている大剣型神器、蒼の混沌剣“アスル・カオス”を見せてきた。彼女の先祖であるヨツンヘイム皇族に受け継がれてきた神造兵装の1つで、再誕戦争時に回収しておいたソレを託した。ちなみにフィレスにもヨツンヘイム皇族の神器の1つ、兄弟剣である蒼の正義剣“アスル・フスティシア”を渡してある。
クラリスには、彼女の前世グレーテルが使用していた神器、神造兵装の101位・白謳の聖剣“アルブス・フィデース”を渡し、アンジェには、前世のチェルシーの神器である指揮棒型の神造兵装番外位・“転
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