182 運ばれたスケート靴
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皆で行くともっと楽しいよ!」
笹山はスケートという言葉で思い出した。
(スケート、か・・・。藤木君、スケート得意だったっけ・・・)
笹山はまたあの失踪した男子の事を思い出すのだった。
すみ子達「義元」は華やかそうな西洋の街並みに突入していた。街自体は美しいものの、恐ろしい胸騒ぎが止まらない。つまり、ここには敵勢力が住んでいる地という事になる。
「この地・・・。まるで昔のフランスのようですわ・・・」
エレーヌが呟いた。
「昔のフランスでやんすか?」
「はい。中世の我が国は貴族が贅沢で豊かな暮らしをしている一方で、一般の民は非常に貧しい暮らしを強いられていたのです」
「となると、強い奴がここに潜んでいるって訳だな・・・」
「殲滅に入ろう!」
ジャンヌが一声挙げる。
「よっしゃ!」
川村がバズーカを発砲する。街中を煙に変える。ジャンヌも姿を変える。大天使・ミカエルの力を借りたジャンヌは街に火を舞った。
「おおおーーー!!!」
その街の住民と思われる人物が悲鳴を挙げる声が聞こえた。
「よし・・・!!」
すみ子が銃を発砲した。周囲の膜が皆を包んで浮遊する。膜は炎の中に入って行くが、皆は膜の力で守られた為、燃える事はなかった。
「よし、手当たりで攻撃するぞ!」
「おう!」
山口が様々な矢を放つ。火薬と化して建物を爆発させ、川村もまたバズーカで建物を次々と吹き飛ばす。ヤス太郎も手当たり次第にパチンコの玉を飛ばして殲滅に加勢した。
「降伏しなさい!ここの者達!この地は平和を司る世界の物へと返させて貰います!」
エレーヌが布告する。その時、一部の炎に大きく砂が被さり、消火された。
「出たな、我らの敵め!」
一人の女性が現れた。
「お前がこの街の女王か!?」
山口が問答する。
「生憎だが、女王は逃がした。このシュヴルーズ公爵夫人が相手しよう!」
組織「義元」とシュヴルーズ公爵夫人の戦いが始まる。
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