第七幕その七
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「君はそこまでメロンが好きなんだね」
「甘いものはお菓子も果物も好きで」
「メロンは特になんだ」
「大好物の一つなの」
そうだというのです。
「だから後でね」
「食べるんだね」
「そうするわ」
「ではわしも食べるよ」
前ノーム王も言いました。
「メロンをね」
「皆でデザートも楽しみましょう」
トロットも言ってでした。
そうして皆でロシア料理に果物達も楽しみました、それからまたサバンナを歩きますが水辺にです。
サーベルタイガーの様なネコ科の大きな生きものを見ました、するとナターシャ達五人は思わず声をあげました。
「あれはまさか」
「水ライオンだよね」
「アフリカにいるっていうけれど」
「オズの国にもいるんだ」
「それもはっきりと」
「あっ、そうだったわね」
トロットは五人の言葉を聞いて言いました。
「外の世界では水ライオンはまだいるかどうかはっきりしていないわね」
「謎なんです」
「見たって人はいるんですが」
「果たして本当か」
「まだはっきりしません」
「残念なことに」
「そうよね、けれどオズの国ではね」
こちらではというのです。
「はっきりといることがわかっているわ」
「そうなんですね」
「やっぱり外の世界とは違いますね」
「オズの国はそうなんですね」
「お伽の国だから」
「こうした生きものもいることがわかっているんですね」
「そうよ、外の世界にいない生きものもいて」
そしてというのです。
「いなくなった生きものもいるかどうかわからない生きものもね」
「全部ですね」
ナターシャが応えました。
「いるんですね」
「そうなのよ、それがね」
「オズの国ですね」
「だから水ライオンもいるの」
この生きものもというのです。
「普通にね」
「オズの国はそうした国ですね」
「そうよ、あと水ライオンはその名前の通りね」
この生きもの自身のお話もするのでした。
「泳ぐのがとても上手なのよ」
「外の世界でもそう言われてますけれど」
「オズの国ではもうそのことがね」
「はっきりしていますね」
「そうなの、他の外の世界ではいるかどうかわからない生きもののこともわかっていて」
そしてというのです。
「図書館の図鑑にも載ってるわ」
「その図書館だけれど」
ビリーナが言ってきました、今はトロットの横を歩いています。
「これが凄いのよ」
「オズの国の図書館ね」
「図書館自体はあちこちにあるけれど」
それでもというのです。
「王立図書館はね」
「王立大学の隣にあるわね」
「あそこはね」
まさにというのです。
「もう何億もの蔵書があってね」
「そんなにあるの」
「もっとあるかも知れないわね」
驚くナターシャにこうも言
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