第四百八十一話 学園の少女達その十三
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「お前等よりも遥かにな」
「ええ、それはわかります」
「化けものみたいだな」
そこまでの強さだというのだ。
「怪人達よりもな」
「そうですね」
「それはそうとしてな」
万丈がここで言った。
「怪人はどの怪人だ？」
「どのか」
「ああ、一体な」
道三に対して問うた。
「何処の組織か種族なんだ？」
「デストロンだ」
道三はこの組織の名前を出した。
「そう言っていた」
「あいつ等か」
「生きものと道具と人間を合わせたみたいね」
久秀はこう言った。
「観たところ」
「そうした怪人が多いな」
直家も言った。
「牙や翼を持ってる奴もいてな」
「鎧を着けたみたいな怪人もいますね」
「そうだな」
半兵衛と官兵衛も話した。
「色々いるが」
「そうした怪人達ですね」
「あいつ等か」
桐生はここまで聞いて頷いた。
「じゃあ色々わかってるしな」
「十分対応出来るわね」
「ああ」
紗羽にも答えた。
「あの組織ならな」
「データも揃ってるから」
「あの者達のことをご存知なのですね」
長政はそこに注目して問うた。
「では是非教えて下さい」
「実は僕達かなり苦戦してるんです」
信行も言ってきた。
「とんでもない強さですから」
「ああ、敵を知らないとな」
桐生もそれはと答えた。
「ちゃんとな」
「教えてくれますか」
「デストロンの怪人達のことを」
「よくな」
「ならお願いする」
今度は気品がありスマートな感じの少年が出て来た、優雅な物腰が印象的だ。
「余としても」
「そう言うあんたは誰だ」
「朝倉義景」
猿渡に答えた。
「以後お見知りおきを」
「こちらこそな」
「それでだが」
義景はさらに言ってきた。
「デストロンのことをだ」
「教えて欲しいんだな」
「頼む」
「そこでいらないとか言われるとな」
「かえってか」
「困っていたな」
「ここでいらないって言う馬鹿はいないでしょ」
信奈はそれは否定した。
「流石に」
「いる筈ないだろ、そんな奴」
義晴も言ってきた。
「流石に」
「そうよね」
「あれだけ戦ってるのにな」
「義元でも言わないわよ」
「呼びまして？」
黒髪をロングにしてはっきりとした明るい顔立ちでスタイルのいい少女が出て来た、かなり豪華な感じだ。
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