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4月中旬 私は、明日に式を控えていた。プチ(チッチ)とベッドに寝そべって
「プチ 連れて行けないけど、元気にしていてね。時々、会いにくるから・・ 私 プチがいてくれたから、今まで、元気に過ごせてきた」
そうしたら、プチが私のホッペをしきりに舐めて来た。そして
「すずりちゃん 俺も、楽しかった 海にも連れて行ってくれたし、いっぱい、想い出あるよ 元気でな 幸せになってくれよな」と、私の中に帰ってきていた。
「プチ そんなー 又、会いに来るんだから・・」
次の日の朝 私は、美容室に早い目に来てくれと言われていたので、両親より先に家を出ることになっていた。ご飯を食べ終わった時、プチが膝に飛び乗ってきて、私によじ登ってきて、又、ホッペをしきりに舐めようとしていたのただ。
「どうしたの プチ お化粧くずれるわよ」
「すずりちゃん 俺は、いつも、すずりちゃんの側に居るから・・ 元気でな おめでとうな」と、言ってきた。
「大袈裟よ プチ 少しの間だけよ 新婚旅行から帰ってきたら、直ぐに、又、来るわよ」と・・
出て行く時も、プチ(チッチ)は、ずーと坂の上から見守っていてくれたのだった。
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