第141話
[1/7]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜カレイジャス・ブリッジ〜
「なるほど、そういう事ですか〜。他ならぬ”メイド同志”であるシャロンさんの頼みでしたら、応じてさしあげたい所なのですが……」
「ズルズル……戦闘が主になる”出張”の”資格”はシャロンを含めた貴方達にはないから……モグモグ……その場での戦闘の手助けはともかく……ズルズル……長期的に行動を共にすることはできない……モグモグ……」
シャロンから事情を聞いたエウシュリーちゃんは困った表情を浮かべ、ブラックエウシュリーちゃんは片手に持つ謎の入れ物に入っている麺らしきものを食べながら淡々と答えた。
「”出張の資格”だと?」
「その”資格”というのは一体どういうものなんですか?」
ブラックエウシュリーちゃんが口にした言葉が気になったユーシスは眉を顰め、エリオットは不思議そうな表情で訊ねた。
「えっと……簡単に説明すれば、私達の世界――――――ディル=リフィーナでの物が――――――あっと、この言い方は止めた方がいいですね。コホン、私達が”出張”する”資格”がある方――――――”ご主人様”とは、”私達の世界であるディル=リフィーナでの”伝説”を作る主な中心人物”であり、私達メイド天使の役目はその”ご主人様”をあらゆる方面で支える事が役目なんです〜。――――――あ、でも”あらゆる方面”とはいってもエッチな事に関しては固くお断りさせて頂いていますけどね〜。」
二人の疑問に対して答えたエウシュリーちゃんの答えを聞いたその場にいる全員は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「異世界――――――”ディル=リフィーナでの伝説を作る主な中心人物”を支える事が貴女達の”出張”ですか……」
「そういえば、以前には他にも二人いたけど、今回はいないけどもしかして、その”出張”とやらでいないの?」
我に返ったエマは真剣な表情で呟き、フィーはエウシュリーちゃんとブラックエウシュリーちゃんを見つめてある事に気づき、疑問を口にした。
「はい〜。アナスタシアさんは”天結いラビリンスマイスター”に、エウクレイアさんは”天冥のコンキスタ”という名前のそれぞれの”伝説”への”出張”の為にしばらく留守にしています〜。」
「ズルズル……ちなみに私もこの後すぐに”封緘のグラセスタ”に”出張”する事になっていて……モグモグ……私もしばらく留守にすることになるから。」
「そうなると、現状手が空いているのはエウシュリーさんだけですか……」
二人の話を聞いたマキアスは残念そうな表情を浮かべて答え
「フフ、マキアス様?エウシュリーちゃんの名前は”エウシュリー”ではなく、”エウシュリーちゃん”ですわ。」
「はい〜、そこの所は皆さんも間違えないように注意してくださいね?」
マキ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ