第141話
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
呼んだタイミング――――――つまり、”強敵との戦闘のみ”だけでも、構いませんからどうか今回の件――――――”巨イナル黄昏”の件を終えるまで、わたくし達に力を貸して頂けないのでしょうか?」
”本題”を戻すように促してエウシュリーちゃんに自分達に協力してくれないかどうかを聞くアルゼイド子爵に続くようにシャロンも懇願する表情を浮かべてエウシュリーちゃんに問いかけた。
「う〜ん…………どうしましょう……」
「ゴクゴク……ゴクン。別にそのくらいはいいんじゃないの?”今の伝説は終盤に入った所だから”、エウシュリーちゃんが”次の伝説”に呼ばれるまでの時間は十分にあると思うし。」
シャロンの頼みを聞いて困った表情を浮かべて考え込んでいるエウシュリーちゃんに謎の入れ物に入っていた汁を飲み終えたブラックエウシュリーちゃんがアリサ達がそれぞれ血相を変える指摘をした。
「ちょっと待って……あんた達のその口ぶりだと、もしかしてあんた達は”今の伝説”――――――つまり、あたし達やリィン達、それにオズボーン宰相達が”どんな結末を迎える事も知っているの”……!?」
「言われてみれば、そういう風に聞こえるな……」
「フム……よく考えてみたら彼女達は今より4年後に始まる”伝説”も知っているのだから、”今の伝説”――――――つまり、私達の未来を知っていてもおかしくないだろうね。」
「その……このままだとエレボニアは一体どうなるんでしょうか?」
真剣な表情で声を上げたサラの言葉を聞いたガイウスは考え込み、オリヴァルト皇子は真剣な表情で呟き、セドリックは不安そうな表情で訊ねた。
「申し訳ないのですが、”伝説を作る当事者達にその伝説の内容を教える事”も”禁則事項”なので教えられないんです〜。」
「また”禁則事項”とやらかよ……」
「まあ、当然と言えば当然でしょうね。現代に生きる者達が”未来”を識る事は”歴史改変”という”禁忌”を犯す事になりかねないでしょうからね。」
エウシュリーちゃんの答えを聞いたその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中呆れた表情で呟いたアッシュにセリーヌは静かな表情で指摘し
「でも、それを言ったら”過去”の時代から来ている空の女神達はどうなるの?――――――というか、そもそも空の女神達はどうやって自分達にとっての”未来”である”今”に来たのかっていう謎があるよね。」
「しかもその謎に関してはオリヴァルト皇子もそうだけど、リベールから来ている人達も知っているっぽいんだけどね〜。」
「えとえと……その件に関しては本当に申し訳ないのですが、よほど”特別な事情”がない限り絶対に誰にも話してはいけない事なんです……」
「その……話してはいけない”理由
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ