第141話
[3/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
えのある言葉もあったからな。」
「は、はい……”幻燐”は恐らくリウイ陛下達が経験した戦争――――――”幻燐戦争”の事で、”姫将軍”はエクリアさんの事を指していると思いますし……」
「そもそも”神殺し”にしても、”半魔人の王”にしても、幾ら異世界がゼムリア大陸よりも広いとはいってもあの二人以外にもあの二人と同じ名前でそんなとんでもない存在に当てはまる野郎なんていねぇだろう。」
ブラックエウシュリーちゃんが口にしたある言葉が気になったセドリックは困惑し、真剣な表情で呟いたジンの言葉にティータは不安そうな表情で頷き、アガットは呆れた表情で呟いた。
「”私達が知っている人物達は貴女達の出張先の人物達ではない”……――――――まさか……!?」
「多分だけど、そのメイド天使達が言った”英雄王”達は”並行世界の英雄王達”の事を指し示しているのじゃないかしら?」
一方ある事に気づいたエマは血相を変え、セリーヌは目を細めて推測した。
「へ、”並行世界”とは非常識な……」
「フン、そもそもこの世界にしても、その”並行世界の零の御子”とやらに因果操作をされて今の状況になっているのだから、”今更”だろう。」
「ねえねえ〜、ちなみにボク達の世界――――――”ゼムリア大陸の並行世界”の事とかも知っているの〜?」
セリーヌの推測を聞いて疲れた表情で呟いたマキアスにユーシスは呆れた表情で指摘し、ミリアムは興味ありげな表情で訊ねた。
「う〜ん、申し訳ないのですが、”私達の担当はディル=リフィーナ”ですから、その”ディル=リフィーナ”と繋がった事である程度知る事になったとはいえ”ゼムリア大陸”の事についてはあまり詳しくないのですが………――――――あら?貴女は……」
「?私に何か?」
ミリアムの疑問を聞いて困った表情を浮かべたエウシュリーちゃんに視線を向けられて首を傾げられたエレインは不思議そうな表情で訊ねた。
「貴女がシャロンさん達と行動を共にされ――――――いえ、”貴女は本来の今のゼムリア大陸の伝説の後に発生する新たなる伝説に出てくる人物の一人”ですから、ちょっと驚きまして……」
「私が…………?」
「ちょっと待って……その言い方だと、もしかしてあんた達もユーゲント陛下が”黒の史書”で知ったように、何らかの形で”ゼムリア大陸の未来”まで知っているの……!?」
「言われてみればそういう風に聞こえるね……」
「うん……多分、”今のゼムリア大陸の伝説”は”巨イナル一黄昏”に関する事で、エウシュリーさ――――――ううんエウシュリーちゃんが今言った”今のゼムリア大陸の伝説の後に発生する新たなる伝説”は”巨イナル黄昏”を何らかの形で終わった後に発生する”ゼムリア大陸の伝説”―
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ