第五話 合コンのことその十三
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「そうしてね」
「それじゃあね」
一華も頷いた、だが話が終わってからだった。
かな恵にだ、こんなことを言った。
「あの、別にヤンキーとか」
「うちの学園そうしたカラーじゃないじゃない」
かな恵は笑って答えた。
「そうでしょ」
「穏やかなカラーね」
「だからね」
「怖い人はいないのね」
「そもそも成海君のお友達だから」
彼の名前も出した。
「だからね」
「ああ、成海君のお友達だったら」
「同級生だと思うし」
「先輩じゃないのね」
「そういえばそこまで聞いてなかったけれど」
それでもというのだ。
「別にね」
「悪い子達いないのね」
「そうみたいよ」
こう言うのだった。
「まだはっきりわからないけれど」
「わかってないの」
「やる日を決めただけで」
それだけでというのだ。
「どんな子が来るかはね」
「聞いてないのね」
「まだね」
「そうなのね」
「うん、けれど成海君のお友達だし」
「うちの学園の子達だから」
「別に外国人でもいいでしょ」
かな恵は一華にこうも言った。
「そうでしょ」
「ああ、うちの学園生徒の半分外国人だしね」
一華はここでクラスの中を見回した、すると実際にクラスの半分位は髪の毛や目や肌の色がアジア系のものでなかったりアジア系でも日本人とは微妙に違う。
「その可能性も高いわね」
「だからね」
「外国の子でもなのね」
「いいわよね」
「別にね」
いいとだ、一華はあっさりと答えた。
「性格が悪くないと」
「私もいいわよ」
「私も」
「私もだけれど」
富美子に理虹、留奈も言った。
「別にね」
「外国の子でもね」
「いいわよね」
「宗教の戒律でどうとかならないとね」
別にとだ、一華は言った。
「いいわよ」
「うん、じゃあね」
「それならよね」
「そう、別にね」
それならというのだ。
「いいわよ」
「それじゃあね」
「後はどんな子が来るかは」
「お楽しみよ」
「そういうことね」
「それじゃあね」
かな恵は笑顔で言った、そうしてだった。
五人の合コンの日が決まった、だがそれまでに五人にはやるべきことがありまずはそれをどうするかであった。
第五話 完
2021・9・8
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