第二章
[8]前話
「逆に不安になる位よ」
「そうなんだ」
「そう、じゃあお掃除していくわね」
こう言ってでした。
奥さんはせっせとお掃除をしていきます、そしてご主人と一緒に昨日の夜の残りでお昼ご飯を食べてでした。
そこからも家事でずっとでした、寝るまで本当に動き詰めでした。ご主人はくつろぎながらその奥さんを見ていましたが。
ある日ご主人はお仕事から帰って来て自分の健康診断の結果が届いていることを確認してその内容を読んでからこんなことを言いました。
「今回も問題なくて何よりだよ」
「それはよかったわね」
「僕は肉体労働でいつも身体を動かしているせいだね」
「そうね、それがいい運動になってね」
「健康だね。ただ君も健康だけれど」
ご主人は奥さんのことについても言いました。
「それはやっぱり。この前の休日で見たけれど」
「私もいつも身体を動かしているでしょ」
「うん、家事にね」
「そう、あなたにとってお仕事が運動になっていてね」
「君は家事がだね」
「運動になっていてね」
それでというのです。
「健康なのよ」
「そうだね」
「だからこれからも頑張っていくわ」
家事にというのです。
「そうしていくわ」
「お互いにだね、しかし仕事も家事も」
ご主人は気付いた様に言いました。
「いい運動にもなるんだね」
「そうでしょ、いつも身体を動かすから」
奥さんはご主人に答えました。
「それが私の運動になっているのよ」
「そういうことだね」
「だからこれからも朝から晩まで家事をするわ」
「そして健康でいるんだね」
「そうしていくわ、じゃあまた頑張るわ」
こう言ってまた家事をする奥さんでした、せっせと汗を流して身体を動かしている奥さんは確かに健康そのものでした。
ミセス=ティトルマウスのお話U 完
2021・5・29
[8]前話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ