第一章
[2]次話
ミセス=ティトルマウスのお話U
チュウチュウ奥さんことミセス=ティトルマウスは今日もお掃除に励んでいます。
朝起きて朝ご飯を作って家族皆で食べて子供達を学校に送り出してから朝のうちにかけていた洗濯機からお洗濯ものを出して干してからお家の中をせっせとお掃除しています、ご主人はそんな奥さんを見て言いました。
「いつもお掃除をするね」
「当たり前でしょ」
奥さんは右に左に動いてお掃除をしながら答えました、休むことはありません。
「油断したらすぐに汚くなるのよ」
「だからなんだ」
「そう、お掃除は毎日ね」
休む日はなくてというのです。
「隅から隅までね」
「するものなんだ」
「そうよ、だから今もよ」
「お掃除をするんだね」
「こうしてね。それでお掃除が終わったら」
奥さんはさらに言いました。
「その後はお昼作るから」
「そしてお昼が終わったらどうするんだい?」
「お買いものに行くわ、それが終わったらお洗濯ものを畳んで」
朝のうちに干してあるそれをというのです。
「そしてね」
「今度は何かな」
「晩ご飯の用意よ」
それがあるというのです。
「そしてお風呂も入れて」
「何か休む間がないね」
「当たり前でしょ、あなたは今日は休日だけれど」
それでお家でくつろいでいます。
「子供達が学校に行っている間もね」
「お掃除をしているんだね」
「そうよ、そして晩ご飯が終わったら食器を洗って」
次はそうしてというのです。
「お風呂に入ってお風呂を洗って」
「寝るんだね」
「そうしているわ」
「何かとあるんだね」
「何かって毎日のことよ」
奥さんはお家でくつろいでいるご主人に言いました。
「これがね。だから何でもないわ」
「そんなに忙しいのになんだ」
「そうよ、いつも動いていないと」
こうも言う奥さんでした。
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