第六十七話 春休みが終わってその十八
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「気をつけています」
「そうなのね」
「はい、ただ」
「ただ?」
「言われても入らないですから」
このことは絶対だというのです。
「本当に」
「こだわりあるの」
「あるというか入っていいって言われて入って後で言われたら嫌ですから」
だからだというのです。
「意地悪でそういうことされたら」
「そんなことする人いるの?」
「小学生の時にやられまして、そういうこと」
「それで今も気を付けてるの」
「はい、あと自分のものは自分で持つ様にしています」
そういうこともしているというのです。
「絶対に」
「自分でなの」
「二人で何か手に入れて自分のものって先に言っても手に入れた方が急に自分のものとか言い出して」
それでというのです。
「周りがそっちが正しいって言う場合もありますよね」
「そうした経験もあるのね」
「小学校の時に」
「それで今も気をつけてるの」
「あと何かする様に勧めてそれで失敗して勧めた奴がお前の決断だとか言って逃げたりとか」
「いや、それ最低でしょ」
何それ、でした。
「幾ら何でも」
「そうした奴もいますしね」
「新一君の悪い人と巡り合う確率って高いわね」
「これもお引き寄せでしょうか」
「そうした人になりたくないって思うでしょ」
「絶対に。こうした連中の行いいつも実名で言い回ってますし」
「その行いも大概だけれどね」
そう思ってこうも言いました。
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