181 書の使い手、蔡京
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
かよ子は羽根で蔡京に接近した。筆に杖を向ける。
(確か筆とかにも使えたはず・・・!!)
かよ子は杖の使い方の一節を思い出す。
【筆記物に向けると自在に絵及び字を描き、それを実物化する能力を得られる】
かよ子は羽根から降り、蔡京の筆に杖を向けた。
「させるかよ!」
杖の複製攻撃が効かなかった。
「奴も機械を持っている!その武装の能力で弾かれたのだ!」
石松が解説した。
「そんな!」
「鳥橋!人形を使え!」
「うん!」
のり子はキャロラインと同化する。
「皆の者!我らも参戦だ!」
次郎長が斬り込みに入る。地面が爆砕され、さらに周囲の木々が切り倒された。
「俺も行くぜ!」
大野が草の石を取り出す。そして茨が現れ、地面に突き刺した。
(これで何とかなってくれ!)
「貴様らここで死にな!」
蔡京は紙に「死」という字を書いた。
「山田かよ子!蔡京は全員皆殺しにする気だ!」
「ええ!?」
「私が皆を羽根の上に戻すよ!」
のり子が人形の能力を利用して全員を羽根の上に戻した。蔡京の死の攻撃が来る。しかし、羽根の結界で防ぎ、皆無事生存できた。
(この結界で何とか守れた・・・!!)
その時、蔡京の元に茨が現れ、機械を貫通して破壊した。
「な!?」
「その機械は壊させて貰ったぜ!」
大野の草の石の能力によるものだった。
「ちい!こうなったら!!」
蔡京は錯乱し、「殺」と書いた。
「杖の持ち主、これで死ね!」
だが、防御特化の武装の持ち主のかよ子には通用しなかった。それどころかかよ子に自身の筆に杖を向けられ、杖を筆に変化させられた。
「これでやっつけるよ!」
かよ子は空中で鳥を描く。鳥が蔡京をつついて狙う。
「そんな手が通じるか!」
蔡京が紙にまた書こうとする。だが、その時、紙が燃えた。
「なぬ!?」
「させないよ!」
まる子が炎の石の能力を利用して燃やしたのだった。
「おお、カッコいいぞ、まる子!」
友蔵が褒めた。
「これで書ける紙はなくなったな!」
「何を!これなら!」
蔡京は地面に書こうとした。書いた言葉は「爆」。地面が爆発する。そして「炎」とも書く。爆発と共に森の一帯が炎上した。
「ここは我々が!」
椎名が水の玉を使って水を撒く。
「オイラもやるブー!」
ブー太郎も水の石で消火した。
「もう許さないよ!」
のり子が怒りで溢れる。
「まだやってやるぞ!」
蔡京はまた地面に何か書こうとする。だが、先程かよ子が実物化した鳥に筆を奪われた。
「ま、待て!」
「隙あり!」
いつの間にか石松と吉良の仁吉が回り込んでおり、蔡京を斬りつけた。
「うおおお!!」
蔡
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ