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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
屈服編 至宝の王妃は絶倫に堕ち、新たな命の母となる
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スも肌で理解していた。この男には本当に、それをやり遂げかねない力と凄みがあるのだということを。

「……ちッ、もう俺が放った猛獣共を始末しやがったのか。せっかくのお楽しみを邪魔しやがってよォ。いいぜぇ、まずはてめぇから可愛がってやる。敢えてすぐには殺さねぇ。その手足を潰して動けなくなったてめぇの前で、改めてお姫様の処女をブチ破ってやる。この俺……アンジャルノン様がなァッ!」
「畜生にも劣る下郎が……! 貴様は必ず、この聖国騎士団団長・カイオスが討ち取るッ!」

 だがそれは、アリアレイテを辱められてもなお引き下がる理由とはならない。騎士として、男として、愛する女性は何としても守り抜かねばならないのだから。
 疲弊している部下達に代わり、真っ向から野盗の鉄球に立ち向かうカイオスは、相討ち覚悟で弓を引き絞る。

「あぁ、カイオスっ……!」

 そんな彼の奮戦を間近で目の当たりにしているアリアレイテは。聖国の姫として、1人の少女として、愛する騎士の勝利をただ懸命に祈るのだった。

 ――その絡められたか細い指と、カイオスに守られた秘所で。いつの日か、自分を組み伏せたあの野盗の逸物を扱くことになるとは、知る由もなく。

 ◇

 激戦の末、勝利を手にしたのは――聖国騎士団団長・カイオスだった。彼の弓術に撤退を余儀なくされた野盗ことアンジャルノンは、アリアレイテという絶好の獲物を前に歯噛みしながら撤退して行ったのである。

 その後、この一件を経てさらに距離が縮まったカイオスとアリアレイテはついに正式に結ばれ。カイオスがその人望から王として認められた翌年には、アリアレイテとの間に新たな姫君――ジルフリーデが誕生した。
 愛する妻と、母に似て勇敢で気丈に育っていく愛娘を大切に愛しみながら。カイオスは聖国の名君として、祖国を守り抜いていたのである。

 ――帝国と王国の戦争が始まり。帝国の将軍となっていたアンジャルノンの軍勢に聖国騎士団もろとも圧殺され、その首を斬り取られるまでは。

 ◇

「ひっ、ひぃぃっ! ん、はぁっ! はぁあぁうぅうっ!」
「そらそら、何をへばっている! 聖国の王妃たるもの、30発注がれた程度で参ってはいかんなぁ!?」

 そして、母として妻として、より美しく豊満に成長していたアリアレイテは。かつて自分の処女を奪いかけたあの野盗だとは知らぬまま、今度こそアンジャルノンの慰み者にされてしまったのである。

「はっ、あぁ、ぁああっ……!」
「くふふっ、相変わらずよく締まる……! 『あの時』からの期待以上だぞ、アリアレイテ……!」
「あ、あの時っ……?」
「……ふん、俺のことなどいちいち覚えはおらんということか。まぁいい、今から知ればいいのだ。俺の味をなッ!」

 一方。アンジャルノン
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