始まりから夏休みまで
先輩と後輩の話
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・フーリンという皮を破り、本当の姿を露わにする。
人の大きさに、よくそんなものが収まっていたなと思えるほどの巨体がずるりと飛び出した。
"それ"に喫茶店は狭すぎたようで、正体を現したと同時に喫茶店を内部から破壊。
10メートルは軽く超えるであろう"それ"は跡形もなく喫茶店を破壊し、僕らもまた降り注ぐ瓦礫に飲まれそうになりながらもなんとか死に物狂いで逃げた。
「キルケー!なんだあれは!!」
「わからない…!でもあれはクー・フーリンじゃない!霊基だって…ただ雑に真似ただけの偽物だったんだ!!」
偽物。
クー・フーリンはクー・フーリンではなく、外側だけを真似たまがい物。
喫茶店を破壊し、僕たちの目の前に正体を現したのは巨大な人形。
キャスターである彼の宝具にも使われる、木で編み込まれた身体をごうごうと燃やす巨大な生贄人形。
灼き尽くす炎の檻。
それが、僕達の前に突如として現れたんだ。
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