第140話
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今後も加勢してもらえれば心強いですね。」
「あの天使のメイドさん達はリィン達と違って、シャロンさんの霊力で”契約”している訳ではないようですけど……」
セドリックの疑問と推測にミュラーは頷き、エリオットは戸惑いの表情でシャロンを見つめた。
「あの方達とはあくまで”メイドの同志にして友”としての”メイド同志契約”ですから、リィン様達の”異種族との協力契約”とは異なりますわ。」
「いや、”メイド同志契約”とか意味不明なんだけど。」
シャロンの答えを聞いたその場にいる全員が冷や汗をかいて脱力している中セリーヌはジト目で指摘した。
「あの天使のメイド達とどこで知り合った事も含めて色々と聞きたいけど……とりあえず、今後もあの天使のメイド達はリィンのメサイア達みたいに、呼べば私達に協力してくれるって事でいいのかしら?」
我に返ったアリサは真剣な表情でシャロンに訊ねた。
「申し訳ありませんがそれについてはわたくしもわかりませんわ。あの方達には”出張”の仕事があるとの事で、その”出張”の仕事に就けば年単位で戻る事はないとの事ですから。実際、オルディスの件が終わってお礼を言った際にも”4人全員揃っている事は稀”との事で、あの時のわたくし達は”運が良かったですね”と言われましたわ。」
「”天使のメイド達の出張”とか、完全にイミフだろ。」
「まあ、彼女達は”メイド”でもあるんだから当然そっち方面の仕事で呼ばれると思うし、戦闘能力が高い事も考えると、ひょっとしたらエリゼ君のように”メイド兼護衛”としての役目で人気なのかもしれないね。」
「とりあえず今ここに本人達を呼んで今後も俺達に協力してくれるかどうか確認したらどうだ?」
シャロンの答えを聞いたその場にいる全員が再び冷や汗をかいて脱力している中ジト目で呟いたアッシュの疑問にアンゼリカは苦笑しながら答え、クロウは疲れた表情である提案をした。
「かしこまりましたわ。―――主に仕える事を史上の喜びとする我が”同志”にして”友”達よ!今、ここに来たれっ!”エウシュリー”!!」
クロウの提案に頷いたシャロンが詠唱をすると、その場の空間が裂け、裂けた場所からエウシュリーちゃんとブラックエウシュリーちゃんが現れた。
「お呼び頂きありがとうございます〜。今回はどなたを”お掃除”すれば――――――あら?」
「ズルズル……見た所”掃除する相手”がいないけど……モグモグ……どういう事?私達に用がある時だけ呼んでって言ったわよね?ズルズル……私達は忙しい身なんだから、用もないのに呼ばないで……モグモグ……」
その場に現れたエウシュリーちゃんは微笑んだ後周囲を見回して首を傾げ、ブラックエウシュリーちゃんは片手に持つ謎の入れ物に入っている
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