第140話
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…!」
「へっ、まさか”使い魔契約を利用した逆探知”を思いつくとはさすが”魔女”の一族だぜ。」
「つーか、間接的とはいえ、ここでもあのエロ魔術が関わってくるのかよ……」
「まあ、”使い魔契約の方法”は”性魔術”だけじゃないらしいけどね。」
「クク、リィンもまさか自分の使い魔契約が原因で、俺達に介入して欲しくない作戦の場所を把握されるとは考えた事もないだろうな。」
「しかもベルフェゴールに操られたとはいえ、実際リィンはシャロンを”レイプ”しているから、ある意味”自業自得”だよね〜。」
「ちょっ、ミリアム…………!そういう事はせめて本人がいない所で言ってくれ……!」
シェラザードの説明を聞いたアネラスは声を上げ、目を見開いたアンゼリカはシェラザードの説明を捕捉し、アガットはエマに感心し、アッシュとフィーは呆れた表情で呟き、クロウはおかしそうに笑い、呑気な様子で呟いたミリアムのとんでもない言葉にその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中マキアスは表情を引き攣らせながら指摘した。
「ふふっ、以前にも申し上げましたようにその件についてはわたくしは特に気にしておりませんので、どうかお気遣いなく。……ただ、わたくしはエマ様達”魔女”の一族の方々のように霊力の扱いに長けている訳ではありませんから、リィン様との霊力の繋がりを感じる事はできても、その繋がりを利用してリィン様の居場所を逆探知するような事はできないのですが……」
「ええ、勿論その件に関しても最初から承知しています。ですから、お手数をおかけする事になるのですが、私とセリーヌがシャロンさんに霊力の扱い方についてを伝えさせて頂きますので、シャロンさんには早急にそれを習得して欲しいのです。」
「ま、”霊力の繋がり”は霊力を扱う技術の中でも初心者クラスの上、そもそもアンタ自身あの意味不明な天使のメイド達から教わったという”メイド専用魔術”とかいうのを扱えるのだから遅くても半日で習得できると思うわ。」
マキアスの指摘に対して苦笑しながら答えたシャロンはアリサ達に自分にとっての懸念を伝え、シャロンの懸念を知ったエマとセリーヌはそれが心配無用である事を伝えた。
「かしこまりましたわ。――――――どうか、ご教授の方、お願い致します。」
二人の話を聞いたシャロンは二人に恭しく頭を下げた。
「天使のメイドの方達の話で気になっていたのですが……以前のオルディスの時にシャロンさんの呼びかけによって現れたあの天使のメイドの方達は今後も協力して頂けるのでしょうか?もし協力して頂ければ、とても心強いのですが……」
「そうですね……僅か4人で”はぐれ魔神”を抑える事ができる程戦闘能力に秀でているのですから、
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